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豊臣一族 の商品レビュー

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2010/03/16

出自が百姓の秀吉の家系は不明な点も多いのだが、この本は今まで読んだ本の中で最も詳しく書いてある。 秀吉の父母・兄弟・子女・養子・養女はもちろんであるが、叔母方の血族である福島・加藤・青木・小出や寧々の一族の木下・杉原・浅野についてもけっこう詳しく書かれている。これらの一族のうち幕...

出自が百姓の秀吉の家系は不明な点も多いのだが、この本は今まで読んだ本の中で最も詳しく書いてある。 秀吉の父母・兄弟・子女・養子・養女はもちろんであるが、叔母方の血族である福島・加藤・青木・小出や寧々の一族の木下・杉原・浅野についてもけっこう詳しく書かれている。これらの一族のうち幕末まで続いた家については代々の藩主について挙げていてやり過ぎかと思うくらいである。また千姫の後夫まで掲載していが、もうそこまでいくと豊臣一族ではないでしょうという気もするが、それだけ幅広く書かれている。 この本は知りたい人だけ辞書的に引けるように記述しているので、最初から全部読んでいると冗長な記述がきになるかもしれない。 たとえばAという人の項に「Bの父」と書いてあり、すぐ下のBという人の項には「Aの子」といった調子で書かれている。 この本で初めて知ったのは寧々の実父である木下(杉原)道松は長久手の戦いで秀次に属していて、徳川軍の襲撃を受けて戦死しているということである。木下道松のように歴史上ではあまり有名ではないが、寧々や秀吉にとって重要であった人が、そこで死んでいるということは大きな衝撃であったろう。 ------------------------------------------------------ 誤記のメモ P187 L5 木村重成(長門守)の説明の項 誤「講和後、徳川方の使者(正使)として豊臣方と交渉し、」               ↓ 正「講和後、豊臣方の使者(正使)として徳川方と交渉し、」

Posted byブクログ