時間はなぜ取り戻せないのか の商品レビュー
エントロピーが増大する方向に生まれる堅固な秩序が原子・分子・太陽系・銀河系などであって、もろい秩序が生命ということか。もろいながらも秩序を維持するために生まれたのが主体的意思であり、主体的意志が時間を生んだということか。 だが、そもそも、宇宙にとって、もろい秩序を維持する必要性は...
エントロピーが増大する方向に生まれる堅固な秩序が原子・分子・太陽系・銀河系などであって、もろい秩序が生命ということか。もろいながらも秩序を維持するために生まれたのが主体的意思であり、主体的意志が時間を生んだということか。 だが、そもそも、宇宙にとって、もろい秩序を維持する必要性はあるのか。主体的意志が生まれる必然性はあるのか。なぜ、もろい秩序を維持する「ために」ということができるのか。主体的意志が生まれる理由はやはり説明されていないのではないか。
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[ 内容 ] 誰で一度は「過去に戻りたい」「時間よ止まれ」などと夢想したことはないだろうか? だが、考えてみれば、当たり前のように流れるこの時間は、いつ、どのように始まったのだろうか? そもそも、我々の目に見えない“時間”とは一体何なのか? 時間の謎を解き明かす鍵は、生命の“意思...
[ 内容 ] 誰で一度は「過去に戻りたい」「時間よ止まれ」などと夢想したことはないだろうか? だが、考えてみれば、当たり前のように流れるこの時間は、いつ、どのように始まったのだろうか? そもそも、我々の目に見えない“時間”とは一体何なのか? 時間の謎を解き明かす鍵は、生命の“意思”にあり、「意思とは何か?」というのも本書の主題である。 哲学、物理学が探求してきた永遠のテーマを解き明かす、画期的な思考実験がここに。 [ 目次 ] 第1章 主観なしに宇宙は語れない 第2章 もろい秩序が生命を可能にする 第3章 物理法則を超えて共鳴するシステム 第4章 相対論とミンコフスキー時空 第5章 空間としてのシステム、時間としての主観 第6章 時間の流れと主体的意思 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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前作の『時間はどこで生まれるのか』が面白かったので読んでみた。なんだか自論の成長とともに、裏づけがなくなってしまったみたいな気がする。ちゃんと説明しているのかもしれないけれど読み取れなかった。
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