玄武塔事件 の商品レビュー

太田忠司【著】

2015/11/09

台風によって孤立してしまった島、屋敷の横に聳える塔で起こる密室殺人と人間消失など王道な道具立てが魅力的ですが、トリックや犯人は正直過ぎて分かり易いのが残念。気軽に読めるシリーズとはいえ、もう少し捻っても良かった気がします。
「事件を解決するには他人の秘密を暴かないといけない」と苦悩しながらも50年前の事件と10年前の事件が繋がり鮮やかに解決する俊介が印象的です。

2015/07/08

アキって芙蓉明子という名前だったんですね。
青年になったぐらいの俊介と老猫の話というのも
いつか読んでみたい気がします。

2014/04/13

狩野俊介シリーズ、第４弾。

アキが友人と訪れた旅行先で事件が起こり、野上と俊介が解決に向かうことになる。

塔が出てくると、大抵何かの仕掛けがある。
その意味では、本作の仕掛けはちょっと物足りなかった。
想像の域を越えてない感じ。

あと、全体的に、もう少しキャラの個性が強くても良いかも。
長く続くシリーズなら、なおさら。

2013/05/09

まあまあ面白かった。
人間は、プライドを守るために、自分までも殺すなんて行為ができるのが悲しいことだなぁ…っと感じた。

2011/08/29

ちょっと物足りない。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-754.html

2011/04/11

アキちゃん視点から始まる話。アキちゃんの表どころか裏でさえ友達を気遣う優しさが素敵です。安心して読めるけど、時折ハッと驚かされます。

2010/03/12

トリックが奇抜過ぎてイマイチ。
嫡男と庶子の扱いの差について、俊介が思い悩み、成長させるのかとも思ったが、サラリとしたものだった。
登場人物のキャラクターは立っているものの、全体的に暗く、陰鬱なイメージの残る作品。
夜叉沼よりマシか・・・という程度。

2010/01/27

少年探偵、狩野俊介シリーズ第４弾。
アキちゃんの友達に関わる事件です。
解説の有栖川さんも言うように「八ツ墓村」を彷彿とさせました。
何処が、とは言えませんが！
面白かったです〜。

2010/03/05

狩野俊介シリーズ

友人の詩織の叔父の館に招かれたアキ。詩織と従兄弟の貴司の縁談。叔父の義理の妹母子の横やり。かつて玄武塔下の小屋で死んだ占い師の妻と消えた占い師の謎。同じ小屋で死んだ浮浪者と人を殺害し消えた叔父の弟との関係。玄武塔で死んだ義理の妹と消えた詩織。玄武塔に隠された謎と最後の２つの悲劇。

　２００９年１２月２５日購入

　２０１０年３月４日読了