プライスレス の商品レビュー
行動経済学の書を立て続けに。 本書は行動経済学に貢献した人物を中心に解説を展開しているため、わかりやすかった。 また、タイトルの通り、価格に重きを置いて説明しているあたりが、最近読んだ行動経済学の書の中では、最も自分の関心とマッチしていた。
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とっても面白いし役に立つ知識が得られる。 ぬれ手でアワ 手法が沢山書いてある。騙されないようにしないと。商売している人はここに出てる方法で儲けないと。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
値段というものがいかに不安定で、不合理なことで決まるかが豊富な実験例からわかる本。 用語が多くて忘れたりするがそれを見越してか用語索引がついている。 人は絶対価格より相対価値で見ることが多いというのは面白かった。 アンカリングは日常で引っかかっていそうだと思った。
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メリットの法則からリファレンス。下期3位にはランキングインしてると思う。惜しむらくは副題。「必ず得をする行動経済学の法則」では胡散臭く感じる人もいるのでは。むしろ原題the myth of fair valueのほうが中身は現してる。 ま、面白かったら何でもいいんだけどね。 ...
メリットの法則からリファレンス。下期3位にはランキングインしてると思う。惜しむらくは副題。「必ず得をする行動経済学の法則」では胡散臭く感じる人もいるのでは。むしろ原題the myth of fair valueのほうが中身は現してる。 ま、面白かったら何でもいいんだけどね。 背広が150ドル、計算機が15ドルの時、車を走らせたところに5ドル安い計算機が売っていれば行くのに、5ドル安い背広が売っていても動かない人が多いとか、 4000ドルの賠償をふっかけられた時、3000ドルで和解を取るか、4000ドル全額支払うリスク込みで訴訟に臨むかという1000ドルのリスクテイクと「必ず3000ドルを貰えるクジと4000ドルを80%、0ドルを20%のクジ」のリスクテイクで人は行動が異なるとか。 そんな実験の数々から人がいかに相対的にしか物事を捉えていないかが明らかになっていく一冊。マーケターや紛争解決実務に取組む方は必読では。
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プライスレスのこの本における意味は絶対的な価値などないって事。 ・アンカリング アンカリングに抵抗しにくい。 せめて何故その価格なのか逆を考えてみること。 ・プライミング 翻訳者のあとがきを読むと言いたい事が三ページでわかる。
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心理的な側面から価格の受け入れ性を解説。人は絶対値でなく、基準となるアンカーとの対比でお買い得感を判断するとする「アンカー効果」や、損を回避するために高めのリスクをとる傾向にある(プロスペクト理論)など、なるほど頷ける多くの事例が記述されており興味深く読めた
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タイトルの「プライスレス」とは、「人生はプライスレス」のような「価値が付けれないほど尊い」という意味ではなく、「価格には実体がない」という意味。 著者自身が新しい提言をしているのではなく、行動経済学そのものについて、わかりやすくまとめた本になっている。 行動経済学とは、「常に...
タイトルの「プライスレス」とは、「人生はプライスレス」のような「価値が付けれないほど尊い」という意味ではなく、「価格には実体がない」という意味。 著者自身が新しい提言をしているのではなく、行動経済学そのものについて、わかりやすくまとめた本になっている。 行動経済学とは、「常に正しい経済行動をする人間」を否定し、「人間の経済行動は心理的な側面に大きく影響を受ける」という、ある意味では、当たり前のことを研究している分野である。 プロスペクト理論、プライミング、アンカリングといった専門用語が登場するが、それは日常生活ととても深い関わりがあるので、馴染み易いだろう。 「ハート型の小さいチョコとゴキブリの形をした大きいチョコではどちらが売れるか」、または「2000円を拾った後で200円を失うのと、1800円を拾うのでは、どちらが幸せに感じるか」、といった事例が、多数紹介されている。 つまり、商品に支払う金額や満足度は、そのときの気分次第なのだ。 もしあなたが、販売価格を決定する仕事に就いているなら、ぜひ読んでおくことをオススメする。
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前半は心理学者たちが行動経済学の確立にむけて頑張った話,後半は実際の社会で使われてる価格決定ネタの話.どちらもわかりやすいので,この分野の入門書としてはいいんじゃないかと.
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人間が如何に目に見えるものに左右されるかがこの本を読んで分かりました。合理的に物事を考えているようでいて,人間は考えられない。人間は決断を下す時,何か手掛かりになるものを探す。だから「アンカー」に左右される。アンカーに左右されずに物事を決めたい時は逆のことを考える,というのは物...
人間が如何に目に見えるものに左右されるかがこの本を読んで分かりました。合理的に物事を考えているようでいて,人間は考えられない。人間は決断を下す時,何か手掛かりになるものを探す。だから「アンカー」に左右される。アンカーに左右されずに物事を決めたい時は逆のことを考える,というのは物凄く良いことだと思いました。実際の生活で実行出来るかは分かりませんが。 人がどれほど騙されやすいかが分かる本です。一読しておいて損はないかと思います。ただ翻訳が直訳過ぎて分かりにくい部分がありますが。こういう本はもっと読んでみたいと思いました。また,自分でも研究していろんなことを明らかにしてみたいという欲求がまた湧いてくる1冊でもありました。
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