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名著に学ぶ国際関係論 の商品レビュー

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2023/03/07

▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/302499

Posted byブクログ

2014/01/01

よく引用されているのを見たことがある古典的なテキストを簡潔に要約してくれていて便利。広く、浅くがモットー。

Posted byブクログ

2012/10/26

国際関係学の名著を短く要点を抑えて紹介する入門書。私の専門ではないが、教養として知っておきたいと思っていたところなので、ちょうどいい知識量だったかなと感じた。専門の人はこの本に紹介されている本を読めばかなり詳しくなれるだろうし、どんな本を読めばいいかわからないということにはならな...

国際関係学の名著を短く要点を抑えて紹介する入門書。私の専門ではないが、教養として知っておきたいと思っていたところなので、ちょうどいい知識量だったかなと感じた。専門の人はこの本に紹介されている本を読めばかなり詳しくなれるだろうし、どんな本を読めばいいかわからないということにはならないだろう。高坂先生の本は実際に手にとって読んでみたが、ここに記された要約では当然だが示しきれていない部分が多くある。名著を短く要約しきること自体無理な話ではあるが、この本は大筋を理解するためには大きな助けとなってくれるだろう。

Posted byブクログ

2011/05/26

本書はある程度の知識があって、さらに学びたい人のための読書ガイドです。取り上げられている本は結構高度なものが多いため、本書で概要を掴んでから読むのがよろしいかと思われます。

Posted byブクログ

2011/04/30

クラゼヴィッツの戦争論の妥当性は時代の流れの中で常に試練に晒されてきた。 戦争が情報を中心に遂行されるようになれば、今までのように殺傷を目的とした軍隊は主流ではなくなり、敵の中枢組織を麻痺させる非殺傷平気が大きな役割を果たす。 ケナンはソ連の行動分析として、ソ連の権力は理性と...

クラゼヴィッツの戦争論の妥当性は時代の流れの中で常に試練に晒されてきた。 戦争が情報を中心に遂行されるようになれば、今までのように殺傷を目的とした軍隊は主流ではなくなり、敵の中枢組織を麻痺させる非殺傷平気が大きな役割を果たす。 ケナンはソ連の行動分析として、ソ連の権力は理性と論理に鈍感なくせに、力の論理にはきわめて敏感である、と分析している。 勢力均衡を中心的原理とする近代欧州の外交がその形を整えたのは18世紀であった。 未来を予測することは明日のことは誰にもわからない以上、きわめて困難なことであり、ケネディがソ連崩壊を予想できなかったからといって誰も彼を批判することはできない。 文明の衝突では地域紛争の原因を文明間の衝突にあると認識し、西欧文明に対する危機と位置づける脅威認識にある。 ハンチントンは東アジア諸国は経済的に成功した原因を自らの文化に見出していると述べている。文化に自身を得た東アジア諸国は彼らのアイデンティティを再確認し、西欧文明に対して自己主張するだろうと見ている。 ジョゼフ・ナイ、今後の世界は技術やパワーの分散、大量破壊兵器の拡散、安全保障への脱国家的な挑戦、脱国家的テロリズム、サイバー戦争、疾病、気候変動などの要因によって世界はよりハイブリッド(混合的)な国際システムへとその秩序のあり方を進化させていくであろうことが予測されている。

Posted byブクログ