“よい色"の科学 の商品レビュー
どういう色を人間は「よい」と捉えるのかという科学的説明が読めると思ったのですが、実際に書いてあったのは「人間が色をどう捉えているかに関する研究の歴史とその方法論」という感じ。う~ん、まあタイトルに嘘はないのでしょうが、すみませんが期待していた内容とは違いました。 そして大変申し...
どういう色を人間は「よい」と捉えるのかという科学的説明が読めると思ったのですが、実際に書いてあったのは「人間が色をどう捉えているかに関する研究の歴史とその方法論」という感じ。う~ん、まあタイトルに嘘はないのでしょうが、すみませんが期待していた内容とは違いました。 そして大変申し訳ないのですが「おじいちゃん教授の研究人生」という副題がぴったりな内容でした…過去の研究を振り返ることは大切なことだと思うのですが、科学と銘打つ割には経年変化を示すグラフが1950年~のデータばかり。客観的数字による説明と前置きする割にはその解釈には主観的判断が入り、推測ですがという言葉もよく目にします。 確かに人間が色をどのように知覚し、どんな印象を持つのか色んな角度からの研究が紹介されていたのは興味深かったように思います。が、複雑な要因が絡むゆえにそれらをそれぞれのシーンで扱うに留まっており、結局のところタイトルの疑問がバシッと解決されていません。むしろ、「それは一概に言えないので解決できないものだ」と言われているような本。教育機関などで色彩に関する「研究」をしている方にとって参考になる本だと思います。
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やはり世界共通で黒とか灰色は忌み嫌われている色なんだな。 そして明るいビビッドな色は好まれるのだ。 色が人の心の状態や気持ちを表すのだ。 各国によって、その色の受け止め方が違うんだな。 ゲーテが、私の作品は死んでも色彩論は残るだろう、と言っていたそうだ。ゲーテは色彩論でも有名な文...
やはり世界共通で黒とか灰色は忌み嫌われている色なんだな。 そして明るいビビッドな色は好まれるのだ。 色が人の心の状態や気持ちを表すのだ。 各国によって、その色の受け止め方が違うんだな。 ゲーテが、私の作品は死んでも色彩論は残るだろう、と言っていたそうだ。ゲーテは色彩論でも有名な文豪。但し躁うつ病だったから、どこまで真意か不明。
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