ほんもの の商品レビュー
ほんもの。それはときに本当のものよりも本物らしいものをいう。 コンピュータによる応答システムは人間回帰の動きを産んだが、アムトラックはその両者の良さを統合した。自動化されたお客様係「ジェリー」は愛想が良くて生き生きと振舞うので即座にコンピュータ化されたものとは分からない。この魅...
ほんもの。それはときに本当のものよりも本物らしいものをいう。 コンピュータによる応答システムは人間回帰の動きを産んだが、アムトラックはその両者の良さを統合した。自動化されたお客様係「ジェリー」は愛想が良くて生き生きと振舞うので即座にコンピュータ化されたものとは分からない。この魅力的なヴァーチャル人間のモデルは、プロの声優ジェリー・スタインフォードである。年間コストを約1,300万ドルを節約した本システムで、同社は自動化と人間的対応を同時に実現した。 「接続された心ーインターネット時代のアイデンティティー」
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「ほんもの」の定義を提言することによって、これからの企業が 提供すべきもの(B2Cだけでなく、B2Bでも)を示している書 である。 これからの世で、商売を行う人すべてが、顧客の経験を 「ほんもの」とするために、自分たちが提供しているものを もう一度、見直す良いきっかけになる書と...
「ほんもの」の定義を提言することによって、これからの企業が 提供すべきもの(B2Cだけでなく、B2Bでも)を示している書 である。 これからの世で、商売を行う人すべてが、顧客の経験を 「ほんもの」とするために、自分たちが提供しているものを もう一度、見直す良いきっかけになる書と思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ほんもの(敢えてひらがな)に対する概念が面白い。 一般に言われる本物だけが本物ではない。受け取り手が自らの経験に基づいて”ほんもの”と感じられることがほんものであるというのはなるほどと思わされた。 後半は顧客に対して正直であること(にせものであればにせものであるということも含め)、自社の立ち位置に対する誠実さこそが重要なのだと言う主張と感じた。 全体を通してみれば新しい考え方を打ち出しているというよりも別のアプローチで迫ってみたという印象ではあるが、切り口としては新鮮だなと思った。
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経験経済の続編的な本。おそらくベンヤミンのアウラを意識してると思う。複製が低コスト・無制限でできる時代において、いかにホンモノを提供するのか
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