1,800円以上の注文で送料無料

アフリカを食い荒らす中国 の商品レビュー

4

8件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/03/06

アフリカ大陸における中国進出の実態を実際にアフリカ諸国を取材して紹介したフランス人とスイス人ジャーナリストの共著。ちなみに本書の日本タイトルは本書内容とはだいぶ印象が異なる。本書は善悪の視点がだいぶ排除された、より客観的な内容。

Posted byブクログ

2020/10/10

政府・企業・個人が一丸となってアフリカ諸国を開拓した中国のストーリー。2009年に発刊された本ですが、当時アフリカで起きていた米中の対立や将来の対決を見越してアフリカ諸国を取り込もうとする中国政府の思惑など、現代に通じる伏線のようなものが描かれていて興味深かったです(国連で米中が...

政府・企業・個人が一丸となってアフリカ諸国を開拓した中国のストーリー。2009年に発刊された本ですが、当時アフリカで起きていた米中の対立や将来の対決を見越してアフリカ諸国を取り込もうとする中国政府の思惑など、現代に通じる伏線のようなものが描かれていて興味深かったです(国連で米中が対立していますが、アフリカは中国寄りですよね)。 続きはこちら↓ https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2020/10/blog-post_10.html Amazon↓ https://amzn.to/2FfVpbA

Posted byブクログ

2014/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] すさまじい勢いでなだれ込む中国人たちの巨大な波!暗黒大陸の新たな征服が始まった。 巨大公共事業をはじめ“経済的利益”という新しい視点をかざした中国の国家戦略とは? ―世界秩序を揺るがす実態を取材した衝撃の緊急ルポ。 [ 目次 ] 暗黒大陸のために敷かれた深紅の絨毯 “極西”を見つけた中国人 コンゴの森の中で 中国=アフリカ関係の小史 労働は中国人に―豪勢な黒人指導者たち サハラのウラン・ラッシュ 続々と上陸する廉価品 独裁者の武器はメイド・イン・チャイナ スーダンの征服された土地 石油が第一 新たな賭け 機関車“中国”があえぎ始める時 甘くて酸っぱい国民間の友情 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted byブクログ

2013/11/15

中国人しか知らないアフリカ人は日本人を見書けてもチナと叫ぶ。 中国は常にアフリカの側に立つ。内政干渉を嫌うから。 中国人は金持ちにならない限り故郷に戻らない。 中国人はとにかくよく働く。1日③交代で働く、アフリカ人は絶対にそんなことはしない。 用心深い中国人はアフリカでフランス語...

中国人しか知らないアフリカ人は日本人を見書けてもチナと叫ぶ。 中国は常にアフリカの側に立つ。内政干渉を嫌うから。 中国人は金持ちにならない限り故郷に戻らない。 中国人はとにかくよく働く。1日③交代で働く、アフリカ人は絶対にそんなことはしない。 用心深い中国人はアフリカでフランス語を話さない、でもお金になる話は何語であってもできる。 中国はスーダンにとって救いの神であった。 米中の要衝はエチオピア

Posted byブクログ

2013/04/27

黄禍論というが、中国や日本のようなアジア諸国が台頭し始めると、ヨーロッパではアレルギーのような人種差別的拒否反応がある。ヨーロッパ系のジャーナリストによって書かれたこの本も、その流れを汲んで中国のアフリカ進出に警鐘をならしている。 中国はアフリカに発展の機会をもたらす可能性は十...

黄禍論というが、中国や日本のようなアジア諸国が台頭し始めると、ヨーロッパではアレルギーのような人種差別的拒否反応がある。ヨーロッパ系のジャーナリストによって書かれたこの本も、その流れを汲んで中国のアフリカ進出に警鐘をならしている。 中国はアフリカに発展の機会をもたらす可能性は十分にある。特にインフラ開発における努力はすばらしい。一方で、中国人はアフリカ人と摩擦を起こしており、非道徳的で、環境や人権への配慮がなく、守銭奴のように働き続けるといった感じで、褒めつつもこき下ろしている。(要するに、中国にはヨーロッパにないよさがあることを認めつつも、結局、ヨーロッパよりは下だとみなす、オリエンタリズムの手法が用いられている。) アフリカにおける中国の影響(の側面)と中国のアフリカ進出に対する欧米の反応の両方を知られるという点では良書か。

Posted byブクログ

2013/01/22

【目的】 卒論のための基礎資料として(中国のアフリカ進出の全体像を掴む) 【内容・レビュー】 中国のアフリカ進出の概要を掴むには最適の書。 資源を目的に独裁政権に資金援助をし、その資金をインフラ建設などに使わせ、それを中国企業が受注する。官民一体のパッケージ化された巧みな進出が...

【目的】 卒論のための基礎資料として(中国のアフリカ進出の全体像を掴む) 【内容・レビュー】 中国のアフリカ進出の概要を掴むには最適の書。 資源を目的に独裁政権に資金援助をし、その資金をインフラ建設などに使わせ、それを中国企業が受注する。官民一体のパッケージ化された巧みな進出がよくわかる。 しかし近年は反中感情が高まる国もあり、それぞれの国によって事情が異なるのでアフリカで一括りには出来ないという印象。 基本的には中国のアフリカ進出について述べられているが、関連して米国、またフランスなどの欧州各国のアフリカ政策についても詳しく述べられており、多角的な視点から書かれていると感じた。 内政不干渉を掲げ、大量の武器輸出等もし、紛争拡大に一躍買っている中国に終始批判的な論調かと思いきや、そうでもないのが良い。 中国の強引な進出が無ければインフラ等の発展は無く、中国のおかげでアフリカ各国の経済が好転している部分も否めないと私も思う。 大国中国がアフリカで何をしているのか。 今後の世界を考える上で重要な一つのissueであると思うし、それ故に価値のある書だと思った。 【学んだ事】 卒論のための基礎知識を得るには最良の書だった。また、アフリカ各国の歴史・政情・経済などについて今まで無知であったので、非常に勉強になった。

Posted byブクログ

2011/09/28

題名からだと中国批判が強い本かと思ったら、そうでもない。冷静に取材をして事実を書いている所に好感が持てる。中国は、官民上げてアフリカに行き、独裁者に結果的に協力することになろうと、自国民が誘拐されたり殺されたりしようとお構いなしだ。ましてやアフリカ諸国の一般庶民がどうなろうと知っ...

題名からだと中国批判が強い本かと思ったら、そうでもない。冷静に取材をして事実を書いている所に好感が持てる。中国は、官民上げてアフリカに行き、独裁者に結果的に協力することになろうと、自国民が誘拐されたり殺されたりしようとお構いなしだ。ましてやアフリカ諸国の一般庶民がどうなろうと知ったことではない。でも権力者にはものすごく気を使う。だから、アフリカの政府関係者には受けが良く、国民からは良く思われていない。しかし、方針が今一つ見えない日本よりもすっきり、国益のためとアフリカを考えているということがわかる。

Posted byブクログ

2010/05/21

ヨーロッパのジャーナリストが見たアフリカに進出する中国像。書評に取り上げられて売れたようだ。タイトルあまりフェアじゃない。原題「Chinafrique」(往年の「Francafrique」のもじり)のとおり、中国は欧米が与えてこなかったものをアフリカに与えてるというので一定の評価...

ヨーロッパのジャーナリストが見たアフリカに進出する中国像。書評に取り上げられて売れたようだ。タイトルあまりフェアじゃない。原題「Chinafrique」(往年の「Francafrique」のもじり)のとおり、中国は欧米が与えてこなかったものをアフリカに与えてるというので一定の評価をしてるので。欧米が植民地政策から人道援助へ、常に体制への口出しという側面を抱えてきたのに対して中国はビジネス一辺倒。独裁しようが虐殺しようが金さえ出してくれればお客様。欧米企業は「教育やインフラにも金を出してくれ」というと「うちは1企業なので」と断られるが中国は橋作ってダム作って学校作って雇用作って安い商品も持ってきてくれてセット販売。「月へでもお供します」と言ってる首脳もあるくらいだ。この現地へのとけこまなさ(租界を作って暮らしてる)はどうかと思うがバイタリティはすごいものがある・・・。

Posted byブクログ