ファストファッション戦争 の商品レビュー

川嶋幸太郎【著】

2012/01/22

2年以上前に書かれた本のため、内容が古くなっていると思って読んだが大きな流れの変化はない。
日本の衣料品市場でのユニクロの一人勝ちは変わらず、しまむらはより存在感を増している。海外ファストファッションブランドの勢いは少し落ち着いた感もあるが、現在の消費者から見捨てられる事はないだろう。
国内の衣料品市場は10年間で14%も縮小している。著者が述べているように、過去の栄光にすがり、消費者の変化に対応出来なければ、量販店やスーパーから衣料品売り場がなくなる日が来るかもしれない。
どんな業界でも同じだが、時代の変化に対応出来ない企業は生き残れない。

2010/06/27

おもしろい！
ユニクロはじめ、Ｈ＆Ｍ、フォーエバー２１の日本進出と、ファストファッション戦争は多くの方が身近に感じる業界に出来事。ユニクロと海外ファストファッションは戦略が大きく違う。
これを読んだ後、私はわざわざ再び銀座に行き、各店を見てきました。ただし、アバクロ日本進出以前に出版された本です。

2010/06/14

ファッション感度が高く、移り気で貪欲な消費者のニーズに答えるためには常に新しい商品を提供し続けなければならず、その努力を怠ったアパレルメーカーの未来は暗雲と共に姿を消す運命にあるのが実情である。
ファストファッション業界の中でもひとり勝ちとされるユニクロにいたっては、安かろう悪かろうのイメージを払拭し、今や、高品質なのに安いとの好評判なのである。
外国のアパレルメーカーが日本で掴むことのできなかった年代層の気を一気に引いたことが成功の鍵となっていることも興味深い。

2010/05/10

各章にファストファッションvs百貨店とかの対決的なタイトルを付けて旧業態の構造的な問題を掘り下げてる。
ZARA,FOREVER21,アバクロ、TOPSHOPなど。

2010/02/16

ちょうどファストファッションについて全体的に知識を整理したかったので、知的好奇心をくすぐりまくってくれました。
久しぶりにのめりこんで一気に読破した一冊でした。
知識に乏しい自分にとってはかなり理解しやすかったです。