「移動文化」考 の商品レビュー
北大の小田先生をはじめ、文化人類学を研究している人は驚くほど謙虚だな、と感じる。 自分の無知をさらけ出す、分からない、理解できない、知らなかった、ということを恥ずかしげもなく伝える。 この本を彼女が書いたのは1998年。私が生まれるより前だ。しかし、現代を予言しているかのように...
北大の小田先生をはじめ、文化人類学を研究している人は驚くほど謙虚だな、と感じる。 自分の無知をさらけ出す、分からない、理解できない、知らなかった、ということを恥ずかしげもなく伝える。 この本を彼女が書いたのは1998年。私が生まれるより前だ。しかし、現代を予言しているかのように感じる。 「属地的価値観から属人的価値観へと移行する。人の考え方は、ますます多様化していく。」 あとがきも、考え方も何と素敵なんだろう。 生き急いでいる時、目的思考になってしまっている時、自分の人生を自分で生きるために読み返したいと思う本である。 「のんびりいこう」
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定着を良しとする日本と、常に動いているのがよしとされるイスラム文化。 イスラム文化を育んだ、アラブの人達の「動き続ける」事の移動の歴史。 そして、日本の文化との対比。 とても、興味深く読んだ。
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