地域医療-再生への処方箋 の商品レビュー
『まちの病院がなくなる!?-地域医療の崩壊と再生』の続編で、著者が関わった自治体病院における医療再生の試みの実践報告が中心となっており、非常に臨場感のある内容となっている。 自治体病院を中心とする地域医療崩壊問題の本質は、医師など医療従事者と住民・行政とのコミュニケーションギャッ...
『まちの病院がなくなる!?-地域医療の崩壊と再生』の続編で、著者が関わった自治体病院における医療再生の試みの実践報告が中心となっており、非常に臨場感のある内容となっている。 自治体病院を中心とする地域医療崩壊問題の本質は、医師など医療従事者と住民・行政とのコミュニケーションギャップにあるという著者の主張は肯けるものである。住民も当事者として医療再生に取り組んでいる、兵庫県丹波市の「県立柏原病院の小児科を守る会」や千葉県山武地域の「地域医療を育てる会」の取組みには、地域医療再生に向けて一縷の希望が見出せるように思った。
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自治体病院はどのように変わっていく必要があるのかの処方箋を平易に解説してる。終盤の2つの章は必読です。 地域の医療再生に向けては、行政(総務省、厚労省、都道府県、市町村)、都道府県議会、市町村議会、医療機関(病院、診療所)、住民(二次医療圏内住民、市町村民)がそれぞれの立場...
自治体病院はどのように変わっていく必要があるのかの処方箋を平易に解説してる。終盤の2つの章は必読です。 地域の医療再生に向けては、行政(総務省、厚労省、都道府県、市町村)、都道府県議会、市町村議会、医療機関(病院、診療所)、住民(二次医療圏内住民、市町村民)がそれぞれの立場で当事者意識を持って地域の医療を変えていかなくてはならないことがわかります。
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「まちの病院がなくなる!?―地域医療の崩壊と再生」に続いて、地域医療の問題点について分析した本。 自治体病院の状況がデータを基に述べられており、地域医療に対する危機感を感じさせられる。 一方で、医療復興の取り組みも例示・提案されており、建設的な視点も非常に参考になる。 地域医療...
「まちの病院がなくなる!?―地域医療の崩壊と再生」に続いて、地域医療の問題点について分析した本。 自治体病院の状況がデータを基に述べられており、地域医療に対する危機感を感じさせられる。 一方で、医療復興の取り組みも例示・提案されており、建設的な視点も非常に参考になる。 地域医療の現状を学びたい人にお勧めの一冊。
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現場のルポに終始するかと思ったら、いい意味で期待を裏切られた。きちんと処方䇳が書かれているところがよい。最後の2章は参考になった。
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