伊藤真の民法入門 第4版 の商品レビュー
だいぶ昔にkindle本として買った本著を改正民法の施行前に(今更ながら・・)民法の基本を抑えるべく読了。民法の構成とそれぞれの趣旨がとても分かりやすく書かれている。平易な説明に加え、事例やイラストもあり、正に民法入門書というタイトルにふさわしい内容だった。また、勉強するうえでの...
だいぶ昔にkindle本として買った本著を改正民法の施行前に(今更ながら・・)民法の基本を抑えるべく読了。民法の構成とそれぞれの趣旨がとても分かりやすく書かれている。平易な説明に加え、事例やイラストもあり、正に民法入門書というタイトルにふさわしい内容だった。また、勉強するうえでの心得にも超納得感あり。 ・結論の妥当性(価値判断)が先にあって、それを説得するための法律構成がある。 ・条文の形式適用としての原則、それを修正する必要性としての価値判断、それを修正できる許容性としての法律構成を考える。 ・効果から考える。当事者は何を求めているのか。 ・常に民法全体の視野を入れる。
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最高にわかりやすい。 売買契約をもとに債権と物権を並行的に解説しているので全体像が理解しやすい。
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民法のとくに財産法の分野に関して、具体例をあげながらたいへん分かりやすい言葉で基礎となる考え方を解説している本です。なお2018年現在、第6版が刊行されているようです。 受験参考書によくある講義の実況中継に近い形式で書かれており、イメージのつかみにくい専門用語がかみ砕いて説明さ...
民法のとくに財産法の分野に関して、具体例をあげながらたいへん分かりやすい言葉で基礎となる考え方を解説している本です。なお2018年現在、第6版が刊行されているようです。 受験参考書によくある講義の実況中継に近い形式で書かれており、イメージのつかみにくい専門用語がかみ砕いて説明されているので、法学部出身でない読者としては、最初のとっかかりとして役に立ちました。また、とりあえず1日で膨大な民法の全体像を概観することができるようになっており、もう一度勉強しなおす必要があるという読者にも便利な内容ではないかと思います。
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これ1冊読めば民法の大まかな構成は理解できる。細かなところは法文を繰り返し読まないと理解できないと思うので、これから勉強します。
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法律なんて全く知りませんが、仕事で必要になりそうなので入門書として読みました。 民法の枠組みってこんなにシンプルなんだ、ということが分かっただけでも儲けものです。入門で挫折しなくてよかった。 今後の勉強に非常に役立ちそうです。
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素人が読むならこれ鉄板。一番身近ですし法学入門かこれから読み始めると良いと思います。明快ながら情熱が伝わってきて興味が持てます。私は結局入門シリーズ全部買ってしまいました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
基本だけでも知っておいたほうが良いかなと思い、読んでみました。 全く知らない身としては、新しい概念や考え方が沢山あって導入として良い本だなと感じました。例となるケースに基づいて説明がなされていたので、読み易かった・わかりやすかったです。実際の案件はもっと複雑なケースなのでしょうけれど... FPを勉強していて、多々知識や制度はありますが、その通りに行かない事も多いとは感じてました(悪い人が出てきたりとか、誤解とか) そのあたりの判断をするのに必要なのが民法の知識なわけですね。 【民法概要】 民法 →財産法 →物権法 ・・・ →債権法 ・・・ →家族法 →親族法 →相続法 なんとなく、全体図がぼんやりとわかった気がします。契約の成立要件なども、細かく決められているのですね。「成立要件」「有効要件」「効果帰属要件」「効力発生要件」があるなど、細かいっすね... 契約以外にも債権が発生しうるという点も、概要からわかってよかったです。「契約」「事務管理」「不当利得」「不法行為」の4つだそうです。「事務管理」については、勝手に修理されたなどでも、代金請求の債権が発生するんですね...あとは、契約の無効・取り消しうる・解除の違いなどの違いなども、整理出来ました。不動産の対抗や公信力の話なども載っていました。これはFPの不動産分野で勉強はしていたのでしっていましたが... 過去に、「刑法は勉強しなくてもいい、大体常識的だから。ただ、民法は一般の常識と異なる部分があるから」と聞いたことがあります。不動産の所有権など、たしかに読んでみるとそうだなーと感じる所が多々ありました。 いち個人レベルでは専門家になるまで知る必要はないと思っていますが、最低限知っておくだけで、いらぬトラブルを回避出来るように感じています。その足がかりとして読むのに良いのかな、と感じました。 本格的に勉強すると倒れそうです...
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冒頭で、「本書は法律の知識がない人が民法を学ぶ時に最も有効な手引き書になる様に書いた」と記してある本書。 民法とは何かと言った概説と財産法、家族法の解説がなされていました。 と言っても、具体的に民法の各条について一つ一つ解説していくと言う物ではなく、各条の基となった考え方や民...
冒頭で、「本書は法律の知識がない人が民法を学ぶ時に最も有効な手引き書になる様に書いた」と記してある本書。 民法とは何かと言った概説と財産法、家族法の解説がなされていました。 と言っても、具体的に民法の各条について一つ一つ解説していくと言う物ではなく、各条の基となった考え方や民法で使われている概念や用語の解説などが載っています。 著者は「法律初心者向けの最も有効な民法手引き書」を目指したとの事ですが、少し前に読んだ事がある「法律を読む技術・学ぶ技術 第2版 吉田利宏/著 」を読んでから本書を読んだ方が内容が頭に入りやすいかと思います。 内容は全4章からなり、それぞれ 1章:概説 2章:財産法 3章:家族法 4章:まとめ となっており、民法の大きな部分を占めている財産法の解説がメインとなっており、相続などを扱う家族法は簡潔に書かれています。 #最もこれは(よく知りませんが)もしかしたら家族法自体が簡単な内容だからと言う理由かも知れませんが・・・ 後、それぞれ内容の区切りに理解度を確認する問題が数問載っていますが、この問題は全て選択式で、また内容自体もそれまでの解説が頭に残っていれば簡単にとける物となっていますので、記憶の定着を計るテストと言えるでしょう。 本書の内容で、契約の成立の条件や契約が取り消しになる条件、債権とその回収に関する内容(担保、危険分担等)がへ~と言った感じで参考になりました。 なんでも、例えばマンション購入の契約を結んで代金の支払いが終わり、引き渡し日を迎える状況で、その日の前に地震などでマンションが破損した場合、この様なケースを想定した特約が契約に入っていなければ、販売側に対して支払った代金を返還してとは言えないらしい。 購入側にきつい話ですねえ~・・・ 本書の重要な箇所は薄いブルーで印刷されていますので、スッキリとした感じです。 文章の方は、正直、時たま、何というか運転免許の筆記試験の様な感じで最後まで丁寧に文字を追わなければ「あれ?」と勘違いしそうになる文章もありました。 しかし、債権回収の解説などで図を用いた解説がなされており、きちんと文字を追えば理解しやすい内容だと思います。 上であげたマンション売買の例など、知ると知らぬとでは万が一の際にかなり大きな差が出てくる民法。 社会人であれば、ある程度の知識を身につけておいて損はないと思います。
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伊藤真の法学シリーズ。 民法の概観をつかむのであれば、これ以上のシリーズはないと思う。民法は本当に多くの法律があるが、基本がわかることの大切さを教えてくれる本だと思う。目次は下記の通り。 第1章 概説 1 民法とは何か 2 財産法の仕組み 第2章 財産法 1 財産法の全体像...
伊藤真の法学シリーズ。 民法の概観をつかむのであれば、これ以上のシリーズはないと思う。民法は本当に多くの法律があるが、基本がわかることの大切さを教えてくれる本だと思う。目次は下記の通り。 第1章 概説 1 民法とは何か 2 財産法の仕組み 第2章 財産法 1 財産法の全体像 2 主体 3 契約の成立から効力発生まで 4 物権 5 債権の発生から満足して消滅するまで 6 債権の効力としての問題が生じたときの処理 7 債権の履行確保の手段 第3章 家族法 1 親族 2 相続 第4章 まとめ
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第1章 概説(民法とは何か 財産法の仕組み) 第2章 財産法(財産法の全体像 主体 契約の成立から効力発生まで) 第3章 家族法(親族 相続) 第4章 まとめ(全体像の確認 各種試験への応用 これからの勉強) 民法の基本 物権・債権・家族法 とてもわかりやすのでおすすめ!
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