エネルギーを読む の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
本書はエネルギーの性質、エネルギー利用の歴史、エネルギー産業の特徴などに触れながらエネルギーの利用と産業発展の密接な関係を解説している。出版が日経文庫ということもありデータの図表を用いながら事実がありのままに記載されているイメージ。エネルギーやそこから付随してくる問題に対して企業や国家はいかにとらえているかが一視点であるが理解できた。
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エネルギーと経済の関係をわかりやすく書かれている。石油価格の項目が特に詳しく説明されていて、過去から現在まで様々な要素が絡みあって決定されてきていることに今更ながら驚いた。 これからのエネルギー事情は益々複雑になってくる。エネルギー資源の確保だけでなく、その利用したときに出るCO...
エネルギーと経済の関係をわかりやすく書かれている。石油価格の項目が特に詳しく説明されていて、過去から現在まで様々な要素が絡みあって決定されてきていることに今更ながら驚いた。 これからのエネルギー事情は益々複雑になってくる。エネルギー資源の確保だけでなく、その利用したときに出るCO2やもろもろの廃棄物のもろもろの問題も重要になってくるなど。 環境=財産って言う考え方が今まで意識してきたようで、気が付いてなかったものかもしれない。地球環境を損なう=人類の(だけじゃないけど、)財産を損なっているんだよね、、、 にしてもこの本が出版されたのがちょうど1年まえの2009年12月だけれども、当時と今の状況はまたかなり変化してきていることに気付く。後まわしに出来ない問題って山積みなんだなぁと思う。
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実態のつかみにくいエネルギーについて、ざっくり解説。 鳩山政権は2020年までに1990年比て25%削減の公約を出したけど、 かなり高いハードル。 理屈ではスマートグリッドなどを利用することで電力供給量の70%を自然エネルギーにたよることが可能。 ・原油 2008年時点で可採...
実態のつかみにくいエネルギーについて、ざっくり解説。 鳩山政権は2020年までに1990年比て25%削減の公約を出したけど、 かなり高いハードル。 理屈ではスマートグリッドなどを利用することで電力供給量の70%を自然エネルギーにたよることが可能。 ・原油 2008年時点で可採埋蔵量は42年。 資産性のある原油は将来の市場動向によって価格が決まる。 ・今後のエネルギー価格について 原油や安いエネルギー資源が、なくなって高いエネルギー資源に移行、トレンドとしては上昇を続ける。
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■著者 三菱UFJコンサルティング 芥田 知至 氏 ■選書理由 ・エネルギーを知っているようで知らない。 ・あまり目立たないけど、生活物資のほとんどがエネルギーによって生まれていることへの興味関心。 ■内容・所感 非常に説明が丁寧でわかりやすいです。 初心者でも理解しやすいよ...
■著者 三菱UFJコンサルティング 芥田 知至 氏 ■選書理由 ・エネルギーを知っているようで知らない。 ・あまり目立たないけど、生活物資のほとんどがエネルギーによって生まれていることへの興味関心。 ■内容・所感 非常に説明が丁寧でわかりやすいです。 初心者でも理解しやすいように一から順に説明しています。(金融はちょいっと難しい) 構成は、 1・エネルギーとは? ⇒エネルギーの単位、大きさ、価値について 2.人類のエネルギー利用の歴史 ⇒エネルギーのこれまでの利用形態や、時代におけるエネルギー価値の変遷がまとめられています。 3.エネルギー財の特徴 ⇒エネルギーの使われ方、市場メカニズムが働きづらいことに関する説明 4.エネルギー産業の概要 ⇒石炭、石油、天然ガス、ウラン等エネルギー原料の取り扱いに関する国内外企業行政の取組ついて 5.地球温暖化への対応 6.エネルギーの経済モデル 7.エネルギー価格の変動 8.期待されるエネルギー技術の転換 エネルギーを物質的に見た場合の性質、 経済的に見た場合のエネルギーの価値等、幅広く取り扱っており、勉強になります。
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