上海 の商品レビュー
ノベルズから10年も経つのでどんな話か忘れていたけど、読んだら当時も大好きな話だったのを思い出した。読後は映画を見た後みたいに、しばらく魂が抜けてしまうかんじ。とにかく2人とも幸せになってくれと祈りながら読んだ。ノベルズ版ラストも余韻があっていいけど、書き下ろしも私は好き。作者あ...
ノベルズから10年も経つのでどんな話か忘れていたけど、読んだら当時も大好きな話だったのを思い出した。読後は映画を見た後みたいに、しばらく魂が抜けてしまうかんじ。とにかく2人とも幸せになってくれと祈りながら読んだ。ノベルズ版ラストも余韻があっていいけど、書き下ろしも私は好き。作者あとがきのエドワードについてのコメントに共感。
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【あらすじ】 幼い頃、天涯孤独の身を拾われたエドワードは、英国貴族の子息・レイモンドへの秘めた想いを胸に、主人に忠実な執事、そして兄弟のような幼なじみとして彼に仕えていた。しかし、歴史の歯車が二人を激動の渦に否応なく巻き込んでゆく―。東洋の魔都と呼ばれた大戦前夜の上海を舞台に描か...
【あらすじ】 幼い頃、天涯孤独の身を拾われたエドワードは、英国貴族の子息・レイモンドへの秘めた想いを胸に、主人に忠実な執事、そして兄弟のような幼なじみとして彼に仕えていた。しかし、歴史の歯車が二人を激動の渦に否応なく巻き込んでゆく―。東洋の魔都と呼ばれた大戦前夜の上海を舞台に描かれる珠玉の恋、書き下ろし短編を加えて待望の文庫化。 【感想】 大河。
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10年も前に書かれたとは思えない、流行に左右されない名作だと思う。 エドワードがレイモンドをずっとひそかに思い続ける、儚くも熱い想いにキュンときました。「雛が最初に見たものを親鳥と思うように」とありましたが、まさにそう。レイモンドに何人もの恋人ができてもただ側にいるだけ。男同士と...
10年も前に書かれたとは思えない、流行に左右されない名作だと思う。 エドワードがレイモンドをずっとひそかに思い続ける、儚くも熱い想いにキュンときました。「雛が最初に見たものを親鳥と思うように」とありましたが、まさにそう。レイモンドに何人もの恋人ができてもただ側にいるだけ。男同士ということに加えて主と従者という二重の禁忌があるため、せつなさ倍増です。 ただ、レイモンドがエドワードに気持ちが傾く様があんまり詳しくはないような気がするのがちょっと… それにしても文庫書き下ろしの短編のときの二人はいったい幾つくらいなのかしら?計算すると結構いい歳なきがする。
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波瀾万丈な筋書きと反比例するように、かなりしっとりした話。 受けが判りやすいくらい薄幸、健気、儚げ系なので、もう少しイラッとした話になるかと思いきや、存外楽しんで読めた。 そこそこ男の子気質も発揮するのが良いのかも。 10年以上前に出た本の文庫化されたものです。 それにしても上...
波瀾万丈な筋書きと反比例するように、かなりしっとりした話。 受けが判りやすいくらい薄幸、健気、儚げ系なので、もう少しイラッとした話になるかと思いきや、存外楽しんで読めた。 そこそこ男の子気質も発揮するのが良いのかも。 10年以上前に出た本の文庫化されたものです。 それにしても上海好きなのな、作者さん。 タイトル通り第二次世界大戦前夜の上海が舞台で、主従、幼なじみ、離別と再会辺りがキーワードのBL。 10年前の作品だからなのか、作風なのかエロ度は低め。 エロエロを読むのも好きだが、この作者のしっとり読ませるBLは他人様にお勧め出来ると思う。 『透過性恋愛装置』は好きなんだけど『いとし、いとしという心』はあんまり好きじゃなかったので、買うのにかなり勇気が要りました。
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