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慶応ラグビー 魂の復活 の商品レビュー

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2024/06/11

(2010/2/17) 慶應ラグビー元総務の同期から勧められた本をようやく読んだ。 なんて濃い本なのでしょう。 慶應ラグビーファンにはたまらない内容になっている。 表紙の言葉は 理屈を超えろ! 雌伏のときを経て、いま黒黄のジャージーが甦る。「花となるより、根となれ」。慶応ラ...

(2010/2/17) 慶應ラグビー元総務の同期から勧められた本をようやく読んだ。 なんて濃い本なのでしょう。 慶應ラグビーファンにはたまらない内容になっている。 表紙の言葉は 理屈を超えろ! 雌伏のときを経て、いま黒黄のジャージーが甦る。「花となるより、根となれ」。慶応ラグビーの根本に流れるスピリットと、再生までの苦悩を描く。 目次は プロローグ 失望 第1章 OBの叫び 第2章 “凡戦”の真相 第3章 林雅人の原風景 第4章 IDラグビー 第5章 理屈と狂気 第6章 早稲田の独走、慶応の転落 第7章 慶応らしさを求めて 第8章 松永敏宏の誤算 第9章 山田章仁の世界観 第10章 上田昭夫の慶応イズム とにかく慶應関係者のインタビューがこれでもかというほど載っている。 プロローグは2008年12月20日の大学選手権一回戦の帝京戦。キック合戦の末、慶應は敗れた。最後の10分に見せた果敢なアタックをなぜもっと早く仕掛けなかったか、という、観戦していた私も思った疑問から始まっている。 第一章のOBとは若林俊康。84年から大活躍したウイングだ。トヨタ戦のゴロパントからのトライは、国立の一番後ろで見ていた私のまぶたに今も焼きついている。 第二章は08年度の主将花崎亮、林雅人監督があの試合を分析。 第三章は林雅人のラグビーとのかかわり。 第四章は低迷期。99年度主将の高田晋作が、96年からの慶應を振り返る。96年はたった1勝,97年は全敗で早稲田とあたり、なんと勝っている。そういえば96年の勝利はテレビ観戦して、ロスタイムの逆転PGに涙したっけ。 学生日本一となった準決勝は2000年問題で会社に詰めて観たし、決勝は国立で歓喜したなぁ。 続いて2000年度和田康二主将、牧野健児。 2000年度の法政戦のまさかの敗戦を語る。これも観ました。母と観た最後の試合だった。 第五章は野澤武史。とりあげられてる引退試合となったオックスブリッジの試合も観に行きました。 野澤が主将として2001年度の大学選手権準決勝、早稲田に完敗した試合を語る。これも印象的。雪がちらつく寒い国立だった。 第六章 2002年度 上田総監督、渡瀬ヘッドコーチ、水江主将。03年度渡瀬監督、廣瀬俊朗主将。 第七章 04年度三宅監督、猪口拓主将  第八章 05,06年度松永監督、05年度竹本隼太郎主将、山縣副将、06年度青貫浩之主将。 ・・・このころになると不合理な練習、魂を入れる練習は学生に拒絶され、林さんの合理的なものがはっきり受け入れられている。その林さんも合理的、理詰めだけではないと言っているし、当時松永を拒絶した山縣も、後になって「松永さんの行っていることの意味がわかった」となる。 そう、学生はまだ子供。理屈を許したら逃げたがるのは当たり前。昔は相撲ではないが無理へんに拳骨が通用したが、少子化で?豊かな現代は難しい。松永は中途半端になってしまったようだ。 第九章 山田章仁!私自身彼が一年の時の帝京戦のたたらを踏むトライで秩父宮通いがエスカレートした。 07年度林雅人監督、金井主将。 第十章 上田昭夫!彼の努力には頭が下がります。文武両道の慶應。 いやー楽しめました。 でも、、、どれくらいの人がこの本を読むだろうか。去年の秋に出た本。 ちょっと心配。 ・・・しかし、この山中湖のむちゃくちゃな練習に耐えた同期たちって、すごすぎ。じんすけさん、うるとらそうむさん、尊敬します。

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2019/09/22

面白かった。 けど、人物の顔が浮かばないので記憶に残るかと言われたら微妙。 林雅斗監督、早稲田の清宮監督、山田章仁選手が印象に残っている。後は、幻のトライ 高校時代は雲の上と思っていた慶応ラグビーにもいろんな葛藤や困難があったのだということを知れてよかった。 スポーツはいいもの...

面白かった。 けど、人物の顔が浮かばないので記憶に残るかと言われたら微妙。 林雅斗監督、早稲田の清宮監督、山田章仁選手が印象に残っている。後は、幻のトライ 高校時代は雲の上と思っていた慶応ラグビーにもいろんな葛藤や困難があったのだということを知れてよかった。 スポーツはいいものだと思った。

Posted byブクログ

2010/12/28

雌伏のときを経て、いま黒黄のジャージーが甦る…。この10年、慶応の蹴球部に深く関わった監督やコーチ、選手のインタビューを元に、慶応ラグビーの根本に流れるスピリットと、再生までの苦悩を描く。 大学ラグビーファンなら誰でも記憶にあるここ10年間の慶應ラグビー部のスター選手たちが次々に...

雌伏のときを経て、いま黒黄のジャージーが甦る…。この10年、慶応の蹴球部に深く関わった監督やコーチ、選手のインタビューを元に、慶応ラグビーの根本に流れるスピリットと、再生までの苦悩を描く。 大学ラグビーファンなら誰でも記憶にあるここ10年間の慶應ラグビー部のスター選手たちが次々に語る、語る…。幼稚舎から慶應というある有名選手が「慶應出身者は社会に出てもどうしてどこでも『~三田会』というのを作って徒党を組みたがるのだろう。早稲田出身者は一匹狼なのに」と批判しているのが興味深かった。自分の周りを見ても納得できるので…。 (B)

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