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デュルケム「自殺論」を読む の商品レビュー

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2019/02/14

デュルケムの『自殺論』(中公文庫)の翻訳者として知られる著者が、一般向けにおこなった講演をまとめた本です。 デュルケム以前の社会学や、自殺に関する諸研究などについても簡潔に紹介し、デュルケムがそれらをどのように批判して、みずからの新しい手法にもとづく社会学的な自殺の考察をおこな...

デュルケムの『自殺論』(中公文庫)の翻訳者として知られる著者が、一般向けにおこなった講演をまとめた本です。 デュルケム以前の社会学や、自殺に関する諸研究などについても簡潔に紹介し、デュルケムがそれらをどのように批判して、みずからの新しい手法にもとづく社会学的な自殺の考察をおこなったのかということがわかりやすく語られています。また、マートンの「逸脱行為論」をはじめ、デュルケムの社会学を現代的なまなざしのもとで読みなおすことの意義と可能性についても、著者自身の解釈を織り込みながら議論がおこなわれています。

Posted byブクログ

2017/10/24

読みやすくまとまっていたと思う。 デュルケムにはどういう問題意識、背景があったのか、どういう議論をするのかを大まかに知れた。『自殺論』を読むうえで指針になると思う。

Posted byブクログ