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竜の子ラッキーと音楽師 の商品レビュー

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2012/01/03

辰年のお正月なので…。歴史物の傑作で知られたローズマリ・サトクリフ最晩年の作が、心温まるこの絵本だったという。シンプルなストーリーながら、舞台は中世、素朴な味わいと柔らかな色調の絵がお話と融け合って魅力的。愛する動物との交流が、静かに心を打ち、音楽師の美しい調べが聞こえるようだ。...

辰年のお正月なので…。歴史物の傑作で知られたローズマリ・サトクリフ最晩年の作が、心温まるこの絵本だったという。シンプルなストーリーながら、舞台は中世、素朴な味わいと柔らかな色調の絵がお話と融け合って魅力的。愛する動物との交流が、静かに心を打ち、音楽師の美しい調べが聞こえるようだ。 サトクリフには確か、『子犬のピピン』だっけ、というお話もあったと思うが、こちらの竜の子の絵本にも、目を覚した小さな王子さまが「ぼくの犬のピピンはどこ?」という台詞がある。 生涯、犬を愛したというサトクリフ、何より、かけがいのない動物への愛おしさが感じられるのがいいですねぇ。

Posted byブクログ