時間割のむこうがわ の商品レビュー
みんなね、笑ってて平和そうに見えても心の中では悩んだり悪かったりそれなりに抱えている。6年生なんて特にそんな時期。小学生は無自覚にブラックだったりもする。でもそういうのもあっていい。まるごとそれはそれで受け止めたらひとつ抜けるかもしれないな、
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「わたしの中の…」という話で、わたしが夢で見たことが、見た後に現実になっていたので、こわい話です。少しぞくぞくするけど、おもしろい本です。
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杉田さんの表紙からもっとファンシーな話かと思った。 高学年から読めるけど侮れない内容。 最初の話でドキドキした。 人の醜い心を幾つか切り取っておられる。 たとえば向こうに非があっても、相手を傷付けたり、不幸を願っていいのか、と。 最初の話は怖いが後半ほどマイルドに。 基本グッド...
杉田さんの表紙からもっとファンシーな話かと思った。 高学年から読めるけど侮れない内容。 最初の話でドキドキした。 人の醜い心を幾つか切り取っておられる。 たとえば向こうに非があっても、相手を傷付けたり、不幸を願っていいのか、と。 最初の話は怖いが後半ほどマイルドに。 基本グッドエンドでも時々ぞっとするのは勘繰り過ぎたからか。 ぼやかして終わってもいいところうまく書き上げた。good! わたしの中の……、たっちゃん、ネコの声、体育館の海、先生のつばさの5編。
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同じ教室の子どもたちが、ひとりひとりその立場に立って語る形式。「12歳たちの伝説」に似ている。話も楽しかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
6年生になって、いじめられるようになった。はじめはくだらないことだった。それまでいじめられてた女の子がいて、「あの子、ムシしよう」って言うから「そんなのイジメと同じじゃん」って言ったら、いつの間にか私がシカトされてた。それまで仲がよかったみんなが、サーっとひいていって、イジメはだんだんひどくなっていった。靴や体操服を隠されたり、教科書に油性ペンで落書きされたり。でも、私も夢を見るようになった。イジメ主犯格の元親友、麻里ちゃんの教科書を糊でつけたり、体育の時間に跳び箱でヘマさせたり。そしてそれは、次の日ほんとうにおこるのだ!ある日、とうとう私は彫刻刀で麻里ちゃんを刺す夢を見た。そんな、バカな。麻里ちゃんは嫌いだけど、死ねばいいなんて思ってない。私は私を止められるのか!? そんな短編が連作になっていて5作。心がまいごになった子供たち。時間割のむこうがわでのちょっと不思議な体験。
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誰もがもっている、いろいろな悩み。それは子どもも同じで、子どもだからこそ誰にも相談できず、一人で抱え込んでいる・・・ちょっとしたきっかけで、子どもたちはその悩みを克服していきます。 短編集だけど、大きなひとつのストーリーになっていくお話。高学年の男の子にも女の子にもぜひ読んでもら...
誰もがもっている、いろいろな悩み。それは子どもも同じで、子どもだからこそ誰にも相談できず、一人で抱え込んでいる・・・ちょっとしたきっかけで、子どもたちはその悩みを克服していきます。 短編集だけど、大きなひとつのストーリーになっていくお話。高学年の男の子にも女の子にもぜひ読んでもらいたい作品。
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久々に個人的ヒット作品。 岡田淳さんみたいな読みやすさ親しみやすさがあります。 私がとくに好きなのは、4つめの「体育館の海」のお話。 ああああ!こういうの大好き★ 猫とお話できる女の子の話もよかったね。
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6年生になって、ちいさなきっかけからいじめられるようになった「わたし」。いじめている相手に仕返しをする夢を見た次の日、夢と同じことが起こり…。少し不思議な連作短編集。予知能力(?)、幽霊、宇宙人、桜の精などが、子どもに小さな勇気を与えてくれる物語。
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