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天才までの距離 の商品レビュー

3.4

22件のお客様レビュー

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2011/07/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どうやらシリーズものらしい。舌で美術品の真贋を見極められる神永美有。語りはその友人の佐々木先生。最初イヴォンヌとかゆーから外国が舞台かと思いきやどうやらあだ名だったらしい。 本物だと甘い。うーむすごい設定だな。まあプラスαちゃんとした知識が彼には備わっているのだろうけど。二人の出会いの物語も読んでみたい。 にしても本物と贋物の違いってほんっとわかんないなあ。距離、ありすぎ。

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2011/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集、佐々木、神永シリーズ第二弾。美術品の真贋にはそんなに興味がないが、関係者の持っている背景とかが変化があって面白かった。最後のレンブラント光線はどう決着をつけるのか?このままでは不満が残る。

Posted byブクログ

2017/08/15

 続編なので、登場人物に関する予備知識があるからそれなりに読み進めるのは簡単だけど… 題材の良し悪しを論じる前に、キャラクターの魅力をあげる努力が必要かもしれない。  美術に関する蘊蓄は面白いです。

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2011/01/06

前作よりもミステリ色が強くなっていると思います。 舌で真贋を見抜くという神永の特性は、なんの根拠もないままいきなり「結論」にたどりついてしまいます。 確実性がない能力ながら、しかしその実力を知る者にとっては大きな影響を与えることが、結論さえも揺らし惑わせているのはおもしろかった...

前作よりもミステリ色が強くなっていると思います。 舌で真贋を見抜くという神永の特性は、なんの根拠もないままいきなり「結論」にたどりついてしまいます。 確実性がない能力ながら、しかしその実力を知る者にとっては大きな影響を与えることが、結論さえも揺らし惑わせているのはおもしろかったです。 ずるい能力だと思っていましたが、物語の幅を広げていけそうです。

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2010/11/05

今回もなかなかよかったです。 少しコンゲーム要素というか騙しあいぽい雰囲気が大きくなってた感じでしたね。

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2010/10/10

神永未有シリーズの第二弾。美術界を舞台にした非常に端正な連作ミステリ。美術品を巡る謎の見せ方に加え、そこにペダントリを絡める技巧が相変わらず素晴らしい。今作では関西が舞台となっているため、良く知った街並みが出てくるも個人的には嬉しかったりw。「どちらかが属国」がオススメ。

Posted byブクログ

2010/08/19

「天才たちの値段」の続編。 美術品を巡る連作ミステリー。一作目はそんなに印象は強くなかったが、今回は神永&佐々木のコンビがいい味を出し始め、今後が楽しみになって来た。

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2010/03/19

カドイヨシノブ。舌で美術品の真贋を判定する美術コンサルタント神永美有の第二弾。一作目を知らないけど。 毎回いわくつきのの美術品が出てきて、贋物かと思うと実は真の価値が別にあって、というパタン。でも意外性があって面白い。

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2010/02/12

「天才たちの値段」の続編。相変わらず美術/芸術に関する蘊蓄が多くてその方面に素養のない俺には苦しいんですけど、ミステリとしては前作よりもわかりやすかったように思います。

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2011/07/21

「天才たちの値段」の続編です。佐々木さんは東京から実家のある長岡京市に引っ越しました。そして問題児イヴォンヌを後任教諭におっかぶせて京阪神にある4年制大学の准教授におさまっています。神永くんとは遠距離恋愛になっちゃいました。今回は、岡倉天心、横山大観、岩波文庫の表紙、キューリー夫...

「天才たちの値段」の続編です。佐々木さんは東京から実家のある長岡京市に引っ越しました。そして問題児イヴォンヌを後任教諭におっかぶせて京阪神にある4年制大学の准教授におさまっています。神永くんとは遠距離恋愛になっちゃいました。今回は、岡倉天心、横山大観、岩波文庫の表紙、キューリー夫妻、牧谿が出てきます。あれ?佐々木さんってルネサンス期のイタリア絵画が専門じゃなかったけ??そんなわけで専門外の事はやはり神永くんに頼まないとなりません。新幹線で結ぶ逢瀬の必然が生まれます。なんだかなぁ〜の題材ばかりの最後に、ちゃんと書き下ろしで「レンブラント光線」を用意してくれています。が、喜んだのもつかの間、レンブラントじゃない。結局は岡倉天心じゃん!?不満たらたらの最後にいきなり出てくるのが佐々木さんの恋愛。いや〜誰にも内緒の秘めたる恋心ってやつですか?いやぁ唐突ですね〜。でも…それって何??ひょっとすると佐々木・神永のBLの噂を払拭したかったのかも…。イヴォンヌは無事卒業して活躍してくれます。ギネス・ドラフトのマスターも頑張ります。前作も今作もとにかくルビが多い。それだけ難しいというかポピュラーじゃない漢字表現が多用されています。雰囲気作りには良いと思いますし、嫌いじゃないですが、読みにくいとか意味が分かりにくいと思ってしまいます。「完爾」なんて書かなくってイイじゃないですか、「微笑んだ」でもイイと思いますよ。

Posted byブクログ