賢者の贈り物 の商品レビュー
童話や昔話をモチーフにした短篇で、こういうタイプのものは初めてだった。 ある一つの事象について徹底的に思考する。 こちらはその過程を読んでいるだけなのに、何故か「面白い」と思えてしまう。 思考した先で解明される謎もあれば、最後まで真相が分からない話まであった。 斬新すぎる。
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これといった華やかさは無いものの(失礼)、石持氏らしく安定したミステリになっています。個人的に「これ!」と思った短編は無いのですが、とりあえず「玉手箱」に出て来た箱の中身がものすごーく気になります。
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シリーズ短編集。 日常の謎系ですが、導き出される答えにはいまいち説得力に欠ける気がします。仮説の一つとしてならありだとしても、唯一の答えとされると微妙というか。
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(収録作品)金の携帯 銀の携帯/ガラスの靴/最も大きな掌/可食性手紙/賢者の贈り物/玉手箱/泡となって消える前に/経文を書く/最後のひと目盛り/木に登る
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玉手箱の中身はなんだったんだろう?色々考えてみた。例えば磯風さんは元男性で性転換した。だから過去のことは話せない。箱の中身は男性だった時のシンボル!なんてねw
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昔話や童謡を現代版にした短編集。「人柱はミイラと出会う」と似ているようで違う。 「金の斧 銀の斧」の話は「金の携帯 銀の携帯」になってたりする 石持作品らしく謎に対して推測を立てる、矛盾を見つける、別の推測を立てる、否定、としつこいほどのディスカッション。さすがディスカッションの...
昔話や童謡を現代版にした短編集。「人柱はミイラと出会う」と似ているようで違う。 「金の斧 銀の斧」の話は「金の携帯 銀の携帯」になってたりする 石持作品らしく謎に対して推測を立てる、矛盾を見つける、別の推測を立てる、否定、としつこいほどのディスカッション。さすがディスカッションの魔術師
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この著者の扉は閉ざされたままに衝撃をうけて作者買いをしています。 今回は短編集です。読みやすく、納得のいく内容です。 ただ彼女は1人なのか 謎が残されたままです。 童話などの一節とリンクしていてとてもおもしろかったです。
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