いつか他人になる日 の商品レビュー
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【あらすじ】 「これだけは忘れないようにしてくれ。ここから一歩出たら、もう我々は全く見知らぬ他人だということを」ひょんなことから、三億円を盗み、分け合うことになった男女五人。共犯関係の彼らは、しかし互いの名前さえ知らない―。すべては計画通りに進み、何もかもを手に入れたかに見えた彼らの、降って湧いたような幸運は、それでも長続きしなかった…。復讐のため、家族のため、社会のため、愛する人のため…。それぞれの大義名分を抱えて罪に加担した彼らに、つぐないの道はあるのか。束の間の欲望の裏に巣くう人心の荒廃をサスペンス仕立てで描く、社会派ミステリ。 【感想】
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「これだけは忘れないようにしてくれ。ここから一歩出たら、もう我々は全く見知らぬ他人だということを」 ひょんなことから、三億円を盗み、分け合うことになった男女五人。 共犯関係の彼らは、しかし互いの名前さえ知らない―。 すべては計画通りに進み、何もかもを手に入れたかに見えた彼らの、降って湧いたような幸運は、それでも長続きしなかった…。 復讐のため、家族のため、社会のため、愛する人のため…。 それぞれの大義名分を抱えて罪に加担した彼らに、つぐないの道はあるのか。 束の間の欲望の裏に巣くう人心の荒廃をサスペンス仕立てで描く、社会派ミステリ。 (アマゾンより引用) 面白かった♪ エピローグの感じが好きだなぁ 若干切ない感じでした
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長かったし、登場人物が多めだったから、時間がかかってしまった。 無理矢理なところもあるけど、赤川次郎らしいすっきりした終わり方。 おもしろかった。 三億円を盗み、分け合うことになった男女五人。共犯関係の彼らは、しかし互いの名前さえ知らない―。すべては計画通りに進み、何もかもを...
長かったし、登場人物が多めだったから、時間がかかってしまった。 無理矢理なところもあるけど、赤川次郎らしいすっきりした終わり方。 おもしろかった。 三億円を盗み、分け合うことになった男女五人。共犯関係の彼らは、しかし互いの名前さえ知らない―。すべては計画通りに進み、何もかもを手に入れたかに見えた彼らの、降って湧いたような幸運は、それでも長続きしなかった…。復讐のため、家族のため、社会のため、愛する人のため…。それぞれの大義名分を抱えて罪に加担した彼らに、つぐないの道はあるのか。束の間の欲望の裏に巣くう人心の荒廃をサスペンス仕立てで描く、社会派ミステリ。
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強盗をした五人が他人になるところから始まるシーン。 一気に引き込まれるのは、難しく文章が書かれていないからでしょうか? 他人になるはずだったのに、一気に集まってくる五人。 そして、それぞれの家族。 ちょっとできすぎた成り行きに思ってしまうけれど、赤川次郎さんらしいなーという印象...
強盗をした五人が他人になるところから始まるシーン。 一気に引き込まれるのは、難しく文章が書かれていないからでしょうか? 他人になるはずだったのに、一気に集まってくる五人。 そして、それぞれの家族。 ちょっとできすぎた成り行きに思ってしまうけれど、赤川次郎さんらしいなーという印象。 面白くて一気によみあげました。 若干、寂しいからとかで人の不幸のネタをつくるなよ!と、女性に思ってしまいましたが。。。
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昔一度読んでる本だけど、改めて読んで見て面白かった。明るくて前向きな女の子を尊敬しました。人と人との繋がりが面白い。
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3億円を5人で強奪する。 誰も傷つけていないという事件。 実際には。 5人は、それぞれにまわりまわった関係で一カ所に引き寄せられて行く。 結果として、ひとり死に、2人死ぬ。 それぞれの子供達。 どう次の世代に伝えて行くのだろう。 赤川次郎にしてはめずらしく、すがすがしい社会派小説だ。 盗人猛々しいと思うか、盗人にも三分の魂と思うかによるかもしれません。
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+++ 「これだけは忘れないようにしてくれ。ここから一歩出たら、もう我々は全く見知らぬ他人だということを」ひょんなことから、三億円を盗み、分け合うことになった男女五人。共犯関係の彼らは、しかし互いの名前さえ知らない―。すべては計画通りに進み、何もかもを手に入れたかに見えた彼らの、...
+++ 「これだけは忘れないようにしてくれ。ここから一歩出たら、もう我々は全く見知らぬ他人だということを」ひょんなことから、三億円を盗み、分け合うことになった男女五人。共犯関係の彼らは、しかし互いの名前さえ知らない―。すべては計画通りに進み、何もかもを手に入れたかに見えた彼らの、降って湧いたような幸運は、それでも長続きしなかった…。復讐のため、家族のため、社会のため、愛する人のため…。それぞれの大義名分を抱えて罪に加担した彼らに、つぐないの道はあるのか。束の間の欲望の裏に巣くう人心の荒廃をサスペンス仕立てで描く、社会派ミステリ。 +++ 全編に渡ってできすぎの感はあるが、それこそが著者の持ち味とも言えるかもしれない。特に年齢に関わらず女性の気丈さと有能さには勇気づけられる。基本的にはミステリだが、恋愛あり人間ドラマありで読者を飽きさせない。しかもラスト前にはちゃんとひと捻りされていてすべてが腑に落ちるのである。
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面白いんだけど、時間がなくってちょこちょこ読んでるので進まない。3億円盗んだ共犯の5人が絡み合うのが面白い。以前読んだことあるかも~?と思いながら読んでいます^^; 読み終わった感想 他人だから人は絆を求める、って言葉が印象的でした。 最後はこういう結末なら、納得かなぁ~。つ...
面白いんだけど、時間がなくってちょこちょこ読んでるので進まない。3億円盗んだ共犯の5人が絡み合うのが面白い。以前読んだことあるかも~?と思いながら読んでいます^^; 読み終わった感想 他人だから人は絆を求める、って言葉が印象的でした。 最後はこういう結末なら、納得かなぁ~。つじつまの合い過ぎな感じもしたが、5人が絡み合う設定ならこれも無理はないような気がする。 強盗は犯罪。成功したとしても生きている以上はそのリスクを一生背負わなければいけないのが罪なんだということですね。 途中10日くらいあけてしまって最後を読み終えましたが、それなりに面白い社会派ミステリーだと思いました。
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早坂のもと、集まった5人の人はそれぞれの理由で強盗を実行し、成功した。誰も傷つけずに成功したかに思われた強盗だったが、落合が最後に早坂に言った言葉が印象的。「誰も傷つけない強盗(犯罪)なんてないんです」、と。 確かに言われてみればそうだ。読み進んでいる間は、5人のそれぞれの理由...
早坂のもと、集まった5人の人はそれぞれの理由で強盗を実行し、成功した。誰も傷つけずに成功したかに思われた強盗だったが、落合が最後に早坂に言った言葉が印象的。「誰も傷つけない強盗(犯罪)なんてないんです」、と。 確かに言われてみればそうだ。読み進んでいる間は、5人のそれぞれの理由が、あたかも『そんな理由があったんなら許そう』という気になってしまったけど、やはり強盗は強盗なんですね。 それにしても落合は、あの親から、本当に生まれたの?というくらい素晴らしい人間。きっと母親に似たんだろうね~。
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多分20年ぶり位に赤川作品を新刊をリアルタイムで読みました。 学生の時は新刊が出ると直ぐに買っていて妹その1と良くかぶっていたり(笑) あの時代に携帯があれば直ぐにメールが出来たのに(笑) 会話の雰囲気はあまり変わっていませんでしたが、他の文章の感じが少し変わっていたような? ...
多分20年ぶり位に赤川作品を新刊をリアルタイムで読みました。 学生の時は新刊が出ると直ぐに買っていて妹その1と良くかぶっていたり(笑) あの時代に携帯があれば直ぐにメールが出来たのに(笑) 会話の雰囲気はあまり変わっていませんでしたが、他の文章の感じが少し変わっていたような? 作者紹介を見たら還暦を過ぎられていたんですね。 そうとは思えない相変わらず若々しい文章でした。 表紙の5人が書かれている人物の雰囲気にぴったり。 他人になったはずの5人がいきなり交差して事件が始まり。 ラストには哀しく儚い日常が描かれていました。
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