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モンゴル語のしくみ の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2024/10/15

図書館で借りた。 外国語のしくみシリーズから、モンゴル語を選んでみた。モンゴル語にはモンゴル文字もあるそうだが、政治外交的側面から歴史的にキリル文字が採用されており、この本では終始キリル文字だ。 このシリーズではよくある構成の、最初にまず文字を読むために、キリル文字の発音から入っ...

図書館で借りた。 外国語のしくみシリーズから、モンゴル語を選んでみた。モンゴル語にはモンゴル文字もあるそうだが、政治外交的側面から歴史的にキリル文字が採用されており、この本では終始キリル文字だ。 このシリーズではよくある構成の、最初にまず文字を読むために、キリル文字の発音から入っていく。段々とモンゴル語の文法的なところにはいっていく形。「モンゴル語ってこんな感じなんだ~」と、本格的ではなく学ぶなら、最初の1冊としてオススメだ。 ただ、会話・コミュニケーションの側面は比較的乏しい印象を抱いた。「これはチンギス・ハーンです」なんて例文は、いかにもacademicな印象を抱く。同じシリーズの中でも、多少学術的な雰囲気が濃いかもと思った。

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2022/10/04

# 感想 まえがきやこのシリーズのコンセプトとしてある通り、モンゴル語の概要をざっとさらったような内容。 体系的に説明するような類の本ではないので、読んだそばから内容が抜けていってしまう感覚は拭えなかったが、日本語との類似性・対応について随所で説明してくれるので、「これほどま...

# 感想 まえがきやこのシリーズのコンセプトとしてある通り、モンゴル語の概要をざっとさらったような内容。 体系的に説明するような類の本ではないので、読んだそばから内容が抜けていってしまう感覚は拭えなかったが、日本語との類似性・対応について随所で説明してくれるので、「これほどまでに語順が似ているのか!」という面白さはよく味わえた。 本のコンセプトとして文法理解に重きを置いていないことは理解しつつも、随所で内容を表のようにまとめてくれればもう少し身につけやすいのにな、と思う。 # メモ - 主語述語の位置のみならず、形容詞の位置や「〜ですか」のような部分まで日本語と似ているのが面白い - 月曜とか月名は「n番目」、なのに土曜は「半分良い日」で日曜が「全て良い日」なのが興味深い

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2019/06/18

ほかの言語同様にフリガナが小さすぎて読めない。CDも全部でなくほんのわずかしか発音がない。  どのような言語であるか、ということがわかるのみ。 フリガナを全てつけて、むだな行間をつめて、フリガナを大きく表示すべき。  2回目を詳細に読んだ。音声が2回繰り返している。他のモンゴルの...

ほかの言語同様にフリガナが小さすぎて読めない。CDも全部でなくほんのわずかしか発音がない。  どのような言語であるか、ということがわかるのみ。 フリガナを全てつけて、むだな行間をつめて、フリガナを大きく表示すべき。  2回目を詳細に読んだ。音声が2回繰り返している。他のモンゴルの本よりもわかりやすい。しかしルビが小さいので老眼にはきつい。

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2011/12/17

このシリーズ、画期的である。一つの言語にじっくりと取り組むのではなく、数多くの言語をツマミ食いしようとする私のような人間は、教科書の1ページ目から勉強し始めても、必ず5課くらいで挫折してしまう。しかし、語学は数学や物理学とは違って、土台がしっかりしていなければ先に進めないというも...

このシリーズ、画期的である。一つの言語にじっくりと取り組むのではなく、数多くの言語をツマミ食いしようとする私のような人間は、教科書の1ページ目から勉強し始めても、必ず5課くらいで挫折してしまう。しかし、語学は数学や物理学とは違って、土台がしっかりしていなければ先に進めないというものではない。 この本のスタンスは、ごく限定的な語彙だけを使って、ともかく文法事項を一通り説明しよういうものだ。これならば、確かに最後まで読み通すことができ、その言語の概略が分かったような気になれる。それから改めて、きちんと勉強しても遅くはないだろう。 モンゴル語(Монгол хэл)はキリル文字で表記される。キリル文字は、その読み方に慣れるまでに少々時間がかかるのだが、私はかつてロシア語をみっちりと勉強したことがあったので、その点は楽だった。ただしモンゴル語では、母音を表記するために、ロシア語にはない特殊な文字が使われる(өとү)。 アルタイ系の言語は、日本語や韓国語と似ているので親近感がある。ヨーロッパの言語を学ぶときのように身構える必要がない。韓国語と同様に母音調和があるが、モンゴル語の場合は4パターンもある。語順は日本語や韓国語と同じで、日本語のように「てにをは」でつないでいく膠着語なので、逐語訳が可能である。(その「てにをは」も、つなげる単語の母音に応じて4通りある。)また、これも日本語と同じなのだが、動詞の連体形は辞書に出てくる形をそのまま使えばよい(例:өнөөдөр үзэх кино オノードゥル ウズヘ キノ「今日見る映画」)。そして、хで始まる語が一番多いのに対し、(日本語・韓国語などと同じく)р("r"の音)は語頭に立たない。 モンゴル語トリビアをいくつか。 ・こんにちは Сайн байна уу?(サェン バェノー)/ありがとう Баярлалаа(バイラルラー) ・Дорж(ドルジ)はモンゴルではよくある男の名前だが、モンゴル語ではなく、チベット語で「ダイヤモンド」の意味である。 ・モンゴル語で船のことを усан онгоц(オサン オンゴツ)というが、усанは「水の」、онгоцは「木でできた家畜の水飲み場」を表す。つまり、モンゴル語には船を表す固有語がない。 ・モンゴル語では、月曜日は「1番目の日」、火曜日は「2番目の日」などという。しかし、土曜日は хагас сайн өдөр(ハガス サェン オドゥル「半分よい日」)、日曜日は бүтэн сайн өдөр(ブトゥン サェン オドゥル「完全によい日」)という。

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