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ゴールは偶然の産物ではない の商品レビュー

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78件のお客様レビュー

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2012/01/04

イノベーションは理想だが、ビジネスにおいてはタイムスパンが必要であり、理想論ではやってられないところもある。 トップを獲るよりも、維持することの方が難しい。犠牲を払い続けられるかどうか。 SPの取り方にサッカーの特殊性がある。 その上でコンセプトを決めて、該当SPにおけるOC...

イノベーションは理想だが、ビジネスにおいてはタイムスパンが必要であり、理想論ではやってられないところもある。 トップを獲るよりも、維持することの方が難しい。犠牲を払い続けられるかどうか。 SPの取り方にサッカーの特殊性がある。 その上でコンセプトを決めて、該当SPにおけるOCを目指す。 人材の流動性が高くチームの象徴を固めにくいため、ファンを獲得することが大切。 そのためには勝つ必要があるが、人材の流動性が高く、かつ費用がかかっているなかでは、いかに選手を自チームのために働いてもらえるのか、が大切。チームロイヤリティをいかに築くかという点が重要。そのためにも、強さを超えた存在というコンセプトが必要なのでは?

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2011/11/30

2003から2008までバルサの副会長を務めたMBAホルダーの本。2流MBA本臭いところもあるが、サッカーネタや、スペインネタの話題は面白かった。 サッカーの成績は、選手の給与に比例する(プレミアリーグ10年間の分析より)。また、選手の給与がクラブの収入の一定割合以下であること...

2003から2008までバルサの副会長を務めたMBAホルダーの本。2流MBA本臭いところもあるが、サッカーネタや、スペインネタの話題は面白かった。 サッカーの成績は、選手の給与に比例する(プレミアリーグ10年間の分析より)。また、選手の給与がクラブの収入の一定割合以下であることも重要(つまるところビッグクラブは半端ない収入で、そのおかげで収入の少ない割合を選手に与えても破格の給与になる) 戦略の正解は一つとは限らないが、明確にし、一貫して実行し続ける勇気が必要。 サッカーで言えば、 1.世界一を目指す (バルサ、レアル、マンU、ミラン、インテル、バイエルン) 2.中堅リーグのトップを目指す リヨン、FCポルト(活躍した中心選手を1のチームに高額で売り、リーグで活躍した他の選手を買う) 3.1部にいることを目指す(勘違いせずに選手の給与インフレをおこさず、健全な運営をする) サッカービジネスが年率10%で伸びる中、2000年頃バルサは縮小していた(!)→そこで他の競合を分析 マンU:大英帝国の文化遺産を活用し、旧植民地での放映権などで儲ける。また、球場を夢の劇場と位置づけて活用 レアル:スペイン政府と不動産取引をし、赤字を一気に解消、フィーゴなどの一流選手を買う チェルシー:ロシアの石油王 バルサ:ただのクラブ以上の存在、ソシオ 15世紀のイノベーションに学ぶ(コロンブス) 1.リスクのないイノベーションはない 2.リスクは管理できる(カスティーリャ王室の投資の99%は安全資産に対してのものだったし、コロンブスに与えたのはたった3隻の船) 3.手持ちの地図では進展費に辿りつけない 4.イノベーションとは発明ではない 5.勝者とは最初の到達者でなく、最初にその可能性を最大限に活用した人 6.ある一つのことを探しているときに別にモノを見つけることもある。 イノベーションとは 新製品を作ることではなく、新しいニーズを見つけ、それをみたすこと まず、ユーザを観察し、意表をつくようなアイデアを考える インスピレーションが得られたら新しい解決策を考える その際、即座の評価・判断を避け、発展フェーズをつくる(ただちに非難しない、あしがかりにしてより多くのアイデアを考える) 選択肢を増やしたあとで初めて評価・優先順位をつける オッカムの剃刀 現代において最も効果的なマーケティングは商品そのものの品質を高めること

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2011/11/17

スポーツビジネス関連書籍というと、中の人がスポーツビジネスを夢のように語ったり、その特異性を強調しすぎている場合が多い。 しかし、この本はスポーツビジネスを特別視せず、一般的なビジネスにもおける原則をスポーツビジネスに適用しているので好感が持てた。 また一貫した構成もよかった...

スポーツビジネス関連書籍というと、中の人がスポーツビジネスを夢のように語ったり、その特異性を強調しすぎている場合が多い。 しかし、この本はスポーツビジネスを特別視せず、一般的なビジネスにもおける原則をスポーツビジネスに適用しているので好感が持てた。 また一貫した構成もよかった。各章の終わりに読者が行うためのチェックリストが用意されている。 各章が、理論的な説明、具体例、まとめとしてのチェックリストというスムーズな流れになっていて、非常に理解しやすかった。

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2011/11/17

結論、面白いです。最後の終わり方が完全に自己啓発な言葉が並べられていた点が少し残念でしたがスポーツでビジネスの話をする本を初めて読みましたので楽しく読むことができました。 全体としては、FCバルセロナというサッカーチームをメインにまずヨーロッパサッカーの市場規模の違い、収入源の...

結論、面白いです。最後の終わり方が完全に自己啓発な言葉が並べられていた点が少し残念でしたがスポーツでビジネスの話をする本を初めて読みましたので楽しく読むことができました。 全体としては、FCバルセロナというサッカーチームをメインにまずヨーロッパサッカーの市場規模の違い、収入源の割合、選手のマネジメント、チーム作り、他チームとの差別化等、日本とは全く異なるヨーロッパサッカーでのビジネスマネジメントが語られている本です。 特にFCバルセロナのように世界規模で名前が浸透しているチームの理由等が書かれている点が面白かったです。 ヨーロッパサッカーは競合チームくらいしか知らない私でも出てくる選手名、監督名は有名ところばかりだったので、背景が伝わりやすかったです。 スポーツビジネスをここまで理論的に説明してしまう著者は本当にすごいです。サッカー好きな方は読んでおいて損はない本だと思います。

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2011/10/27

中学、高校サッカー部でしたけど、その後見るのは好きでウンチク言うけど、やらないってな感じの人にはぜひオススメ。 なぜ?私がそういうタイプの人間なので。

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2011/10/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

チャンピオンズリーグ決勝で、ジョン・テリーがPKを外したことは運が悪かったわけではない。 …というところから、その理由が論じられていく。 PKのゴールにも、そこにつながる要因が考えられるという発想で物事を捉えていくことは重要なことだと感じる。 勉強になるほか、 「サビオラが1ゴールいくらの契約をしていた」 「リケルメはホームシックだった」 など、知らなかったエピソードがおもしろい。 ヨーロッパのサッカーも、バルサも好きだけど、ファンかと言うとそうではない。テレビで見てるかというとそうでもない。そんな程度でも十分楽しめる。

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2011/10/17

2002年2月に卒業旅行で訪れたのがスペインのパルセロナだった。カンプノウスタジアムで試合観戦したが、当時はクライファート、リバウド、サビオラのトリオが活躍していた。 しかし、成績はイマイチだったと記憶している。本書で書かれていた経営側の問題点があった時代なので、リアリティがあ...

2002年2月に卒業旅行で訪れたのがスペインのパルセロナだった。カンプノウスタジアムで試合観戦したが、当時はクライファート、リバウド、サビオラのトリオが活躍していた。 しかし、成績はイマイチだったと記憶している。本書で書かれていた経営側の問題点があった時代なので、リアリティがあって、頭に入ってきやすく面白かった。 ビジネス書という観点からも興味深い本であった。

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2011/09/08

サッカープレイヤー視点で描かれた本は数多くあるけど、ビジネス視点(フロント)で描かれた本は稀ではないだろうか。 02-03シーズン、リーグ6位の成績に低迷したバルサを再びチャンピオンの座に戻すための対策をフロントがどう実行したかが書かれてあって興味深かった。 ロナウジーニョの...

サッカープレイヤー視点で描かれた本は数多くあるけど、ビジネス視点(フロント)で描かれた本は稀ではないだろうか。 02-03シーズン、リーグ6位の成績に低迷したバルサを再びチャンピオンの座に戻すための対策をフロントがどう実行したかが書かれてあって興味深かった。 ロナウジーニョのバルサ移籍への過程など、03-08シーズンの間でのバルサであった実際の事例を元にクラブ経営、チームマネジメント、選手の給与、他国リーグとの移籍交渉などが書いてあるから、サッカーファンには面白く読めること間違いなし。 「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」 勝てるチームを作るには才能のある選手や監督だけでなく、チームコンセプトを提示し、それを実行できる優秀なフロントが必要不可欠。 選手、監督、コーチ、フロント、サポータが一緒になるからこそ強いチームが生まれることを実感。

Posted byブクログ

2011/08/08

サッカーはマネージメントである。3 本格的スポーツマネージメント。バルセロナの躍進の影。 サッカーを知的にマネージするなんて、なんてエキサイティング。

Posted byブクログ

2011/07/03

サッカー好きでしかもバルサの低迷期と現在を知っている方ならば読みやすい。サッカーを経営者の目線で捉えたことはなく新鮮な感覚を受け、「ゴールの偶然の産物ではない」というタイトルに納得した。成功できる経営者やコンサルタントはどのような業界でも成功できることが理解できた。

Posted byブクログ