危険なマッチ箱 の商品レビュー
石川淳『紫苑物語』 色川武大『ふうふう、ふうふう』 西東三鬼『「神戸」より第九話「鱶の湯びき」』 星新一『おーいでてこーい/月の光』 井伏鱒二『朽助のいる谷間』 斎藤緑雨『「眼前口頭」他より』 吉田健一『饗宴』 岡本かの子『鮨』 江戸川乱歩『防空壕』 川端康成『日向/写真/月/合...
石川淳『紫苑物語』 色川武大『ふうふう、ふうふう』 西東三鬼『「神戸」より第九話「鱶の湯びき」』 星新一『おーいでてこーい/月の光』 井伏鱒二『朽助のいる谷間』 斎藤緑雨『「眼前口頭」他より』 吉田健一『饗宴』 岡本かの子『鮨』 江戸川乱歩『防空壕』 川端康成『日向/写真/月/合掌』 内田百閒『「東京焼盡」より第三十八章、第五十六章』 山川方夫『昼の花火』 山本周五郎『大炊介始末』 芥川龍之介『「侏儒の言葉」より』
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石田衣良が選ぶ秀作短編14作。 中でも一番最初、石川淳の『紫苑物語』の日本語の美しさに魅せられる。その他、定番の星新一、井伏鱒二、川端康成等。 岡本かの子の『鮨』もいい。テンポ良く読み終えられる一冊。
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14作品 14人の作家が、個性あふれる物ばかり。 名前の知らない作家も2人ほどいたが、この機会に、読んでみた。 やはり、読み慣れた、星新一、江戸川乱歩、川端康成、山本周五郎、芥川龍之介が、さらっと、読みやすかった。 このような秀作選が、無いと、読まないで、そのまま人生を終えるとこ...
14作品 14人の作家が、個性あふれる物ばかり。 名前の知らない作家も2人ほどいたが、この機会に、読んでみた。 やはり、読み慣れた、星新一、江戸川乱歩、川端康成、山本周五郎、芥川龍之介が、さらっと、読みやすかった。 このような秀作選が、無いと、読まないで、そのまま人生を終えるところであった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ン十年も本読みをやっていると、タイトルをいくつか見たらだいたい自分と相性よさそうな種類の物書きさんか察しがつきます・・・よね?石田衣良はソレで振り落としてきた作家なんですが、どうしてなかなか、アンソロジストとしては相性悪くなさそう ^^ ■紫苑物語(石川淳) 死者を記念して植えさせる紫苑・・・ 話もいいですが、文章がいいですねー。 石川淳、もっと読みたい。 ■「神戸」からその九「鱶の湯びき」(西東三鬼) 「岩に爪たてて空蝉泥まみれ」の人です。 散文も書くんですな。さすが詩人、面目躍如。 こういう巻き込まれもの、好みです。 ■朽助のいる谷間(井伏鱒二) これ、よかったんですよ・・・ サンショウウオだけじゃないのね・・・・ そういえば「ハナニアラシ・・・」はこの人の訳ですね。 ■饗宴(吉田健一) 一応これが目当てで借りたんですが・・・・うーん。 空腹時には頭に来るし、満腹時には食傷しそう。 ■鮨(岡本かの子) さすが、の名人芸。愛情たっぷり。安心して楽しめます。 ■防空壕(江戸川乱歩) ちょっと珍しい種類の乱歩。誰も殺されません^^ ■昼の花火(山川方夫) これ一つだけ、毛色が違うんですが、悪くなかったです。 ■大炊介始末(山本周五郎) 山本周五郎、初めて読みました。 司馬遼太郎といい、どうも先入観が強すぎたようで、随分と今まで、勿体無いことをしてきてしまった。
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売れっ子作家が薦める本ということで、こういうきっかけなくして読まない作家の作品に触れさせていただいた。
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【ひとことポイント】 火の取り扱いは、慎重に。人生は火遊びだ。 石田衣良の選んだ、短編集。11人の作者による、人生を書いた物語。 人生は、マッチ箱に似ているという。慎重に扱わねば、火がついて火事になる。しかし、大切に扱いすぎるのは、ばかばかしい。そして、危険だからこそ、人生は面...
【ひとことポイント】 火の取り扱いは、慎重に。人生は火遊びだ。 石田衣良の選んだ、短編集。11人の作者による、人生を書いた物語。 人生は、マッチ箱に似ているという。慎重に扱わねば、火がついて火事になる。しかし、大切に扱いすぎるのは、ばかばかしい。そして、危険だからこそ、人生は面白い。 <健康栄養学部 M> 企画コーナー「成長する本棚」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。 展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2013/6/6~】 湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1571460
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返却期限がきてしまい、途中で断念… 古い作品だからか、なかなか読み進められなくて。 機会があればまた借りよう。
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これまた興味深い本。石田衣良が選んだ作品たちを集めた物。この本を読まなければ一生出会わなかったであろう作品から私の好きな人の作品まであり興味深かった。昔の人の作品は難しく理解出来ない物もあったがそれも含めて良かった。
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石田衣良が編集した十四人の作家による十四の物語。 大御所もたくさんいるが、名前を知られていない作家の作品まで、 スポットを当てて紹介しているのは編集者の腕の見せ所。 さすがに小説をたくさん読んできた人ならではの選書となっている。
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色んなジャンルや作家の本を読もうと思っても、どのように選んだらよいのか迷い,手にするのはなかなかむずかしく、結局偏ってしまう。 石田衣良氏が選んだ日本文学の短編14編はどれもおもしろかった。とくに江戸川乱歩著「防空壕」や山本周五郎著「大炊介始末」は日本文学のおもしろさの扉を開くの...
色んなジャンルや作家の本を読もうと思っても、どのように選んだらよいのか迷い,手にするのはなかなかむずかしく、結局偏ってしまう。 石田衣良氏が選んだ日本文学の短編14編はどれもおもしろかった。とくに江戸川乱歩著「防空壕」や山本周五郎著「大炊介始末」は日本文学のおもしろさの扉を開くのには程好い。 石田衣良氏の個々の短編の解説もあるので、難しいと感じたら解説から読んで本編を読むのも良いと思います。
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