誰かがうしろに の商品レビュー

新美てるこ【作】,橋賢亀【画】

2014/07/20

子供であるから持っている悩み。特に家庭内のことや、親のこと。現実的にも、子供の考え方を尊重しない親には苛立ちます。どれくらい傷つくのか考えて言ってほしい。
うまく相談できない苦しみのようなものに共感させられました。
まとめると、体と共に心も少しずつ成長していく話です。これからきっとよくなるのかな、そういう印象を与えました。

2011/01/09

「いい子」であるがゆえに本心が言えず、苦しむ子どもたちの心に育つもの。でも彼らは友だちと出会い、前向きに闘い始めた。大人の側を一方的に悪者にすることなく、でも子どもの側よりに立っているバランスがいい。簡単に解決はしないけれど、確実に成長していく等身大の子どもたちの姿は堅実だ。

2019/01/16

心が弱れば、何か良くないものにもまとわりつかれやすくなってしまう。
まとわりつかせてしまう。

そして、子どもたちが心を痛めるその要因は、やはり親や家族にある場合が多い。
子どもにとっての家族は、計り知れない大きさを持っているもの。
しかし、親はそれを、子どもほど大きく感じていなかったりするんだよね。