伊藤真の商法入門 第4版 の商品レビュー
会社法、有価証券法(手形法、小切手法)、商法総則・商行為法について、基本事項をわかりやすく解説しています。なお2018年現在、第5版が刊行されているようです。 会社法によって定められている株式会社の組織などについての説明はとくにていねいなのですが、おなじシリーズの憲法や民法にく...
会社法、有価証券法(手形法、小切手法)、商法総則・商行為法について、基本事項をわかりやすく解説しています。なお2018年現在、第5版が刊行されているようです。 会社法によって定められている株式会社の組織などについての説明はとくにていねいなのですが、おなじシリーズの憲法や民法にくらべると、著者が自由な仕方で説明を展開しているという印象があります。そのため、本書を読み終えたあと、基本書や著者の「試験対策講座」シリーズにとりかかる前に、近藤光男編『現代商法入門』(有斐閣アルマ)など、もう一冊オーソドックスな入門書をクッションに挟んだほうがよいのではないかという気がします。ただそのぶん、読者が具体的なイメージを得ることができるような説明になっており、商法関係の勉強の最初のとっかかりとしては優れた本ではないかと思います。
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伊藤真の法学シリーズの1冊。 近年商法も改正があったが、商法の概観をつかむのであれば、この本がよいと思う。はじめにで、かなりおおざっぱな概略がわかるのがよい。 目次は下記の通り。 第1章 会社法 ・会社の意義と種類 ・株式会社 第2章 有価証券法 ・有価証券とは ...
伊藤真の法学シリーズの1冊。 近年商法も改正があったが、商法の概観をつかむのであれば、この本がよいと思う。はじめにで、かなりおおざっぱな概略がわかるのがよい。 目次は下記の通り。 第1章 会社法 ・会社の意義と種類 ・株式会社 第2章 有価証券法 ・有価証券とは ・手形法総論 ・手形の振出 ・手形の譲渡方法―裏書 ・善意者保護の制度 ・支払免責 ・まとめ 第3章 商法総則・商行為 ・商法総則 ・商行為法
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