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中国の戦争宣伝の内幕 の商品レビュー

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2013/03/22

アメリカ人ジャーナリストが、支那事変始まる前、そして始まってから、中国や満州、日本で取材し、体験したことのレポート。 中国は宣伝がうまく、日本は宣伝が下手。蒋介石は、真実を礎に国を作りおさめるのではなく、宣伝で国内外の敵を攻撃することにより、自らの望むものを手に入れた。そして、日...

アメリカ人ジャーナリストが、支那事変始まる前、そして始まってから、中国や満州、日本で取材し、体験したことのレポート。 中国は宣伝がうまく、日本は宣伝が下手。蒋介石は、真実を礎に国を作りおさめるのではなく、宣伝で国内外の敵を攻撃することにより、自らの望むものを手に入れた。そして、日米を戦争に引きずり込んでいった。 中国共産党は、正当な中国の継承者と主張しているが、宣伝によって他国を傷つけ、陥れるという点においては、まさに正当な後継者といえる。 本書は宣伝の下手な日本人が書いたのではなく、第三者的立場にあったプロのアメリカ人ジャーナリストによって書かれていることに意味を感じた。 中国の謀略により、大陸で旧日本軍が行ったという非道な行為には論理的な矛盾があるが、中国軍が日本人に対して行った非人道的な振る舞いは、現在の中国がチベット人民等に対して行っていることと等しい。日本人は、アジアの平和のためにも宣伝が下手と燻っているのではなく、宣伝でも、そして実際にも毅然とした態度で事に当たらなければならない。

Posted byブクログ