僕は友達が少ない(2) の商品レビュー
破壊力そのままの見事な爆笑劇
破壊力抜群の面白さは今回も健在である。そして、もし作者が意図的に行ったならば「お見事」と唸ってしまうニクい構成が今回見られる。まずは前巻でチラ見せだったキャラ達が正式に入部した訳だが、いわゆる残念なダメ人間という同じ系統ながらどこか少しずつズレた属性を持っていることで会話、とりわ...
破壊力抜群の面白さは今回も健在である。そして、もし作者が意図的に行ったならば「お見事」と唸ってしまうニクい構成が今回見られる。まずは前巻でチラ見せだったキャラ達が正式に入部した訳だが、いわゆる残念なダメ人間という同じ系統ながらどこか少しずつズレた属性を持っていることで会話、とりわけボケやツッコミに幅と深みが出ている。そして、この新加入組のそれぞれに活躍の場を与えることで友人部の構成そのものにも幅と深みを持たせている。口は悪いが純真なおバカゆえに夜空から好いように弄ばれる幼女シスター【マリア】の真っ直ぐな言動や小鷹への懐き振りも良かったし、予想以上にブラコンだった【小鳩】が素に戻った時の可愛らしさもかなりの威力だった。この2人の小学生以下な口喧嘩も楽しい。そして何より【理科】の凄まじい腐女子っぷりが後半に大爆発する。“理科室”の由来も可笑しかったが、ここで素晴らしいのは、本来なら理科が入部した時点で判明しても良さそうな幸村の素性をあえてスルーして、この後半のあまりにもナイスな話題の時に絡めていることである。この巧みな構成によって理科の大暴走がより鮮明になり、マニアック過ぎて誰もついていけない爆笑BL物語が紡がれることになる。また、この3人が揃って小鷹ラヴに向かっていることもポイント。まぁ、お子ちゃまに腐女子なマッドサイエンティストなので小鷹も全く相手にしていないのだか、何気にこれを気にする夜空と星奈がいたりして思わぬ小鷹ハーレムが形成されているのが面白い(腐女子ばかりだが)。終盤に炸裂した夜空の超絶ドS振りも見事で、読み終えてみれば全体を通してみんなに登場の機会と多様な爆笑ネタを振り分ける手腕に舌を巻いた。作者の中では早くも各キャラが独り歩きしている感じなので、ネタの枯渇とマンネリ化にだけ気を付けてどこまでも続けて欲しいシリーズになったと思う。
DSK
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ここで報告を一つ。 すべてにおいて残念だ、まったくもって残念。 完膚なきまでに残念だよっ!! まあここまでひっどいのを濃縮出来たなと思うほどに すごい連中のオンパレードでございます。 まったく、怪しからんやつらだぜ。 しかも同一要素がケンカするから うるさいのなんの(二組) 混ぜてくれるな危険だ。 夏休みなんか、この隣人部にはないね!!
Posted by
10歳なのにシスターで先生、隣人部の顧問でもあり、口が悪すぎるマリア、小鷹の妹で中二病を発症していて発言がことごとく痛い小鳩が登場して、混沌度合いが増してきた2巻。 アニメでは定番の、星奈が夜空にめちゃくちゃにやり込められて部室から泣いて逃げる描写も結構見られて満足。お前どんだけ...
10歳なのにシスターで先生、隣人部の顧問でもあり、口が悪すぎるマリア、小鷹の妹で中二病を発症していて発言がことごとく痛い小鳩が登場して、混沌度合いが増してきた2巻。 アニメでは定番の、星奈が夜空にめちゃくちゃにやり込められて部室から泣いて逃げる描写も結構見られて満足。お前どんだけ鬼畜なのよ。 文章だからか、アニメよりも表現規制はゆるいような気がします。
Posted by
引き続き、実質短編方式で、サクサク読める。キャラクターがわかってきて、リレー小説が特に面白く感じた。
Posted by
『生徒会の一存』シリーズ同様に ある学生的理想の日常風景を上手く捉えているライトノベル これが「リアル」であるとはもちろん思えないから お前がリア充だろとの指摘は当たらないが つまり妄想くらい自由にさせろというまっすぐさが 在り得る理想というべきか あと「美少女*残念=超残念or...
『生徒会の一存』シリーズ同様に ある学生的理想の日常風景を上手く捉えているライトノベル これが「リアル」であるとはもちろん思えないから お前がリア充だろとの指摘は当たらないが つまり妄想くらい自由にさせろというまっすぐさが 在り得る理想というべきか あと「美少女*残念=超残念orz」というキャッチを褒めたい
Posted by
公式がやっちゃいましたね、ロマンシング佐賀…。 あくまで部員同士を友達と考えないところがポイントですね。 自分たちが周りからどう見えるかはなかなか考えない。 ネガティブ方向には考えが及ぶのにね。 それにしても下ネタすぎるなあ。中学生レベル…。中学生も混じってるけど。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
キャスティング完了、と評すべきところか。著者のコメディーラインにはついていけない感があったが、2巻は1巻よりかなりマシになったかも。カラオケ編はまずまずだし、特に理科のそれは大丈夫。下ネタは他者を貶める要素がなく、ついていける(ただし、夜空の星奈への毒舌は、容赦がなさすぎで、ハッキリ言って邪魔者扱いの底意を感じ、実に底意地が悪い。全く不愉快である)。
Posted by
部室に行けば、初顧問とご対面。 移動教室をすれば、誰も来ず 途中の部屋で生き倒れ発見。 1巻の最初の空想と言うか妄想と言うか 現実逃避? の世界に出ていた人達勢ぞろい。 10歳のシスターって、どういう事なのでしょうか? 国籍があれ、と考えても、義務教育中では…。 日本にやってき...
部室に行けば、初顧問とご対面。 移動教室をすれば、誰も来ず 途中の部屋で生き倒れ発見。 1巻の最初の空想と言うか妄想と言うか 現実逃避? の世界に出ていた人達勢ぞろい。 10歳のシスターって、どういう事なのでしょうか? 国籍があれ、と考えても、義務教育中では…。 日本にやってきても、飛び級は使える? そこに突っ込んではいけない?? 妹まで部員となってしまいましたが お兄ちゃんっこ全開です。 奇人変人というべきか、最初からいる2名が 割と普通に見えてきます。 濃い…濃すぎるメンバーです。 今回、やはり突っ込みたいのはカラオケ屋さん? 店員頑張れ…も、ありますが 全員の到着時刻を考えてしまいました。 どれだけ楽しみにしていたのですか、皆さま…w
Posted by
新キャラ登場でますますカオスになった隣人部。だらだらとした日常生活が楽しめます。パロディのロマンシング佐賀が現実にイベントになってしまったので笑ってしまいました。
Posted by
隣人部の活動内容って男同士のオタクがやってることそのまんまだし、星奈や夜空が男だったらって考えながら読むと面白くもなんともなくなってしまう法則。 男オタクが集まってゲームやったり同人誌を回し読みしたりしても何も面白くないが、オタクを美少女にするだけでラノベが一本出来上がるんだから...
隣人部の活動内容って男同士のオタクがやってることそのまんまだし、星奈や夜空が男だったらって考えながら読むと面白くもなんともなくなってしまう法則。 男オタクが集まってゲームやったり同人誌を回し読みしたりしても何も面白くないが、オタクを美少女にするだけでラノベが一本出来上がるんだからある意味すごい。 星奈あたりはエロゲマニアのキモデブオタの美少女化なんだろうし、夜空は逆に頭でっかちで根暗毒舌なガリオタタイプの美少女化かな。 この手のラノベって、オタクの精神構造をいくつかに切り分けて、それぞれに主人公や美少女ヒロインってレッテルを貼り付けて擬人化したものと言えるのかもしれない。 そう考えると、究極の自己愛じゃなかろうか。 作者とセンスが合うとすげー気持ち良さそうだ。
Posted by