欲望のゆくえ の商品レビュー
女児だけでなく男児の例も扱っている 手を出さないことを大事にしている人も多い ふつうの成人男性が幼女に欲情しないと同じように、小児性愛者は成人女性に欲情しない 同性愛者がわざわざ異性と性交渉しないのと同じというのはなるほどと思った BLのポイントが出ていて参考になった 一口...
女児だけでなく男児の例も扱っている 手を出さないことを大事にしている人も多い ふつうの成人男性が幼女に欲情しないと同じように、小児性愛者は成人女性に欲情しない 同性愛者がわざわざ異性と性交渉しないのと同じというのはなるほどと思った BLのポイントが出ていて参考になった 一口に子供が対象といってもグラデーションがあると思った 我慢できなかった人、我慢してる人、現実に興味のない人・・・ 偏見で全部まとめて切って捨てるのではなく個々に分けて見るべきだと思った
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ニュースで流れる子どもが性の対象となって起きる事件。それを見るたびになんでこんなことするのかな~って思っていたので読んでみた本。いろんなケースの人がいるですね。
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「本書を書いた動機」にて、筆者は小学校に入学して間もないころに「いたずら」をされ、その事で中学一年・二十歳の夏に記憶が蘇り苦しむのだが、その事で「子どもを性的に見るとはどういうことなのか知りた」くなったそうだ。 文章・同人誌・空想・ジュニアアイドル・少年タレントに思いを馳せる人々...
「本書を書いた動機」にて、筆者は小学校に入学して間もないころに「いたずら」をされ、その事で中学一年・二十歳の夏に記憶が蘇り苦しむのだが、その事で「子どもを性的に見るとはどういうことなのか知りた」くなったそうだ。 文章・同人誌・空想・ジュニアアイドル・少年タレントに思いを馳せる人々、実際に加害行為を行い服役をしている・した人々を、殊更に責めるのでもなく、面白おかしく書き立てるのでもなく、客観的に記している。 空想を行動に移してしまうか・留まるかの境目は何処にあるのかを探っている。
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丁寧に取材がされ書かれている。人間の性欲はこうも色々な形があり、場合によってはそれが他人を傷つけることにしかならないことがあることを知らされる。
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単なるレポート。取材対象の関連性の分析,問題提起などの掘り下げがない。最後に総括的な1章があるべきでは。
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ロリコン、ショタコン、小児性愛者、性犯罪者に関するルポ。著者の感想・回想を交えながら取材を中心に構成されている。子どもを欲望の対象とする人たちが現れるが著者の価値判断や批評の色は薄く、淡々とした筆致が頼もしい。被害者として語りはあるものの冷静なもので、むしろ(子どもを欲望すること...
ロリコン、ショタコン、小児性愛者、性犯罪者に関するルポ。著者の感想・回想を交えながら取材を中心に構成されている。子どもを欲望の対象とする人たちが現れるが著者の価値判断や批評の色は薄く、淡々とした筆致が頼もしい。被害者として語りはあるものの冷静なもので、むしろ(子どもを欲望することにたいして共感できる)読み手のバイアスが心配になる。「ロリコン死ね!」という人が読むと、人生の懊悩が深みを増すと思う。
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知らないことを知ろうとするときに対象への悪意から入ってはいけない。 できる限りそのままに相手の話を聞くべきだ。 それを貫くこの人はすごい。 私はできない。「きもちわるい」と思う。 「きもちわるい」と思う感覚をなくしてはいけないのではないかとさえ思う。 (きもちわるいと思ったのは...
知らないことを知ろうとするときに対象への悪意から入ってはいけない。 できる限りそのままに相手の話を聞くべきだ。 それを貫くこの人はすごい。 私はできない。「きもちわるい」と思う。 「きもちわるい」と思う感覚をなくしてはいけないのではないかとさえ思う。 (きもちわるいと思ったのは「こどもをあいしているからきずつけるようなことはしない」と言いきる人たちで、実際に犯罪をおかした人に対してではなかった。欲望を「愛」にすりかえず、コントロールできない無力を自覚して苦しむ人を気持ち悪いとは思わない) 欲望を抱くことと実行に移すことはハッキリと別のもので、 そこを履き違えてはいけないし、感情論で追い詰めてもいけない。 というか、他人事として切り離して考えてしまうのをやめなければ。 でも搾取商売をしてるやつは問答無用で死ねばいいのに。 色んなパターンを並べるこの本は、大人の安心を買うためだけの「子供を守る=危ない部外者を排除しろ」という「安全策」と対極にある。 子供を性的な目でみる人たちがモンスターではなくその辺にいる普通の人であることを当たり前に提示する。 それを見てどう考えるかは読み手にまかされるから、懇切丁寧に解説付きの正答を教えてくれる教科書がほしい人には向かない。 自分の頭で考えるためのヒントとすべき本。
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ここで述べられている小児性愛の人々に対して、価値判断の入らない認識がもっとも難しいのでは、と思う書き手が、極力先入見や価値判断を避け、対等な人間として、話を聞いたり手紙のやりとりをして、この本は書かれている。この人々にどうあってほしいと言うことすらも書かない努力をしているようだ...
ここで述べられている小児性愛の人々に対して、価値判断の入らない認識がもっとも難しいのでは、と思う書き手が、極力先入見や価値判断を避け、対等な人間として、話を聞いたり手紙のやりとりをして、この本は書かれている。この人々にどうあってほしいと言うことすらも書かない努力をしているようだ。小児性愛者は、行為を行うか行わないかに関わらずどちらにしてもマイノリティなのだが、マイノリティであることによる社会からの偏見や不当な取り扱いについても冷静に見ている。ここに書かれる当事者の中には虞犯の人もいるが、その人たちもある段階で、問題は性指向などの個人別特質なのではなくて、いろいろな特質を持った様々のひとを、異なる特質故に理解できずとも尊重すべきなのだ、ということを明確に意識し考えているようだ。世間には、警察にやっかいになったり新聞で騒がれたりするようなことはしないけれども、理解できない、あるいは理解したくない特質をもった人を平然とおとしめて語る人もある。マイノリティである、あり続けるということは、何か深い理解と引き替えなのか。そんなことを考えつつ読んだ。全然本筋ではないのに。
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