テロルの地平 の商品レビュー

鳴海章【著】

2022/05/27

混迷の中、転機を迎えようとしている日本政治。そこに訪れる自然災害や某国核テロの脅威。核再処理施設の地下に横たわる巨大な断層"眠れる龍"そしてその逆鱗とは。謎を追う新聞記者、脅威に対抗する自衛隊、警察特殊部隊の面々。。。と書くといかにも盛沢山のエンターテインメントと思えるのだが、話を広げるだけ広げて、デウスエクスマキナで一発終了。話が終盤に動き出してからの描写が適当すぎて作者が投げたようにしか見えない。それも演出の一環なのかもしれないが、特に散々引っ張った政治ネタの仕舞い方はご都合主義で、昔の名作をもじったネタも滑っていて寒い。

2012/02/27

#読了。東北に見つかった断層を狙い、人工的に巨大地震を引き起こそうとするテロリストたち。シージャックされたフェリーを無力化しようと潜入を試みる警察/自衛隊の特殊部隊。読了までに時間がかかってしまったせいもあるが、幅を広げすぎて焦点がぼけてしまっているような。。。

2011/09/09

“眠れる龍”が目覚めるとき、日本は崩壊する!東北で見つかった超巨大逆断層―。テロリストたちは、日本列島最大の危機を演出すべく、行動を開始した。対峙する警視庁公安部と自衛隊の特殊部隊。その中に「サクラ銃殺隊」隊員、仁王頭勇斗の姿もあった。人を殺すことの“分水嶺”を超えた、最高の狙撃手が、再び“いのち”を守るため、最悪の戦場へと向かう…。テロルの罠にはまるのは仁王頭か、それとも日本か。 物語としては「哀哭者の爆弾」につながっています。どんどんスケールが大きくなって、次第には･･･。登場人物名に「小野寺」「田所」姓があるのは、もしかして「日本沈没」を意識したのでしょうか。

2010/01/30

警察、政治、テロ、自衛隊と、てんこ盛りの内容。
誰が誰だか振り返らなければいけないほどの登場人物が一杯で、めまぐるしい展開感があるけど、惹きこかれるほどのドキドキ感がなかったのが残念。。。