消費税の政治経済学 の商品レビュー
税制と政治のはざまで ― http://www.nikkeibook.com/book_detail/35393/
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言わず知れた元自民党税調会長だった方ですが、書籍を読むと税金に対する造詣はやはりすごいなと思いました。現在の消費税のみならず、大平内閣が過去に一般消費税を導入しようとして失敗したあたりから、消費税の経緯も詳細に解説してくれています。 自民党の税調ではありますが、自民党にとらわれず...
言わず知れた元自民党税調会長だった方ですが、書籍を読むと税金に対する造詣はやはりすごいなと思いました。現在の消費税のみならず、大平内閣が過去に一般消費税を導入しようとして失敗したあたりから、消費税の経緯も詳細に解説してくれています。 自民党の税調ではありますが、自民党にとらわれず税の観点から冷静に記載されているのがとても良かったと思います。 税金をわかりやすく説明するのは難しいと思いますが、こういう内容が広く国民に知れ渡っていないところに政治と報道の問題があるのかもしれません。
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消費税の理論的・政策的な背景と日本における導入を巡る歴史的経緯がまとめられている。社会保障の安定財源として消費税が重要ということをあらためて認識した。逆進性対策など消費税の制度設計については、筆者の言っていることはいちいちもっともだと感じた。ただ、他の税(所得税)との比較(特に「...
消費税の理論的・政策的な背景と日本における導入を巡る歴史的経緯がまとめられている。社会保障の安定財源として消費税が重要ということをあらためて認識した。逆進性対策など消費税の制度設計については、筆者の言っていることはいちいちもっともだと感じた。ただ、他の税(所得税)との比較(特に「なぜ他の税より消費税が優れているのか」という点)を含めて、もう少し消費税の理論的な解説を充実させてほしかった。
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政府税調の会長も務めた石氏による一般消費税から売上税を経て、現行の消費税へいたる政治動向の解説です。 付加価値税・消費税の仕組みについては簡単なものですし、経済学的視点もごく限られており、政治経済学とタイトルにありますが、中心はその時の政治の動きであります。 近視眼的な政治家の行...
政府税調の会長も務めた石氏による一般消費税から売上税を経て、現行の消費税へいたる政治動向の解説です。 付加価値税・消費税の仕組みについては簡単なものですし、経済学的視点もごく限られており、政治経済学とタイトルにありますが、中心はその時の政治の動きであります。 近視眼的な政治家の行動への怒りのためか、時に記述に感情が混じっているな、と思われる場面も。 税法や経済学の専門知識がなくても軽く読めます。
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消費税の理論的・政策的背景、世界における付加価値税と、消費税の歴史(過去・現在・将来)について。 知りたかった、間接税・付加価値税とは何か、導入及び改正に至るまでの紆余曲折についてしっかり書かれていたので満足。 日本の消費税について知りたい時に読むとよい一冊だと思う。
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日本において大半の意見は、中福祉・中負担を目指すべ。社会保障負担より税負担で国民負担率を引き上げるべき。その最有力候補は、個人所得課税の増強と消費税率の引き上げ。
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説明しない政治家と、不安を感じつつも考えない国民の狭間で30数年政府税調を通じ消費税の問題に一貫して取り組んできた石弘光氏の著作。劇場型イベントになりがちな日本の消費税議論を歴史的観点から説明し、少子高齢化時代の税のあり方を丁寧に説明した良書。
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日本における消費税の理論と歴史が書かれており、どちらも素晴らしい内容だが、特に歴史を概観していく第3章以降が印象に残った。 長く税制に関わってきた著者であるからこその内容であり、消費税を扱うことの政治的な難しさ、妥協、挫折といった苦闘の経緯が、こと細かに書かれている。日本型消費税...
日本における消費税の理論と歴史が書かれており、どちらも素晴らしい内容だが、特に歴史を概観していく第3章以降が印象に残った。 長く税制に関わってきた著者であるからこその内容であり、消費税を扱うことの政治的な難しさ、妥協、挫折といった苦闘の経緯が、こと細かに書かれている。日本型消費税を学ぶ上で非常に重要な1冊だと思う。
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卒論の重要な参考資料。まさに税の生き証人と言えよう。 消費税にまつわる論点をわかりやすく網羅し、地に足をつけた議論を展開する。 日本は理想と現実のギャップといかに闘っていくのか。
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