タマラ・ド・レンピッカ の商品レビュー
逗子図書館で読む。面白い画集でした。ワンパターンです。これが好きな人にはたまらないでしょう。僕は苦手です。
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タマラ・ド・レンピッカは、彼女自身があたかも小説の主人公ででもあるかのような存在だ。時はまさにフィッツジェラルドの『ギャツビー』の時代。もっとも、主要な舞台はパリなのだが。表紙に選ばれた絵からは、ポップアートのような印象を受けかねないが、多くはキュ―ブなタッチを持った肖像画だ。また、描かれた肉体は、時には滑らかな石でできているかのような質感と量感とを持ちつつ、色彩はいずれも強すぎるくらいのコントラストを際立てる。絵画総体の印象は、いかにも1920年代でありつつも、同時にどこか未来的な光景を現出させている。
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2010年5月、レンピッカ展の図録を購入。listにないのでとりあえず図録と同じ絵柄のこの本を登録。
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今Bunkamuraで展覧会が開催されているので予習に。 初めてレンピッカを知ったときはインパクトのある絵だなとは思ったものの、あまり好きになれなかった。 でも、今は彼女の絵から圧倒的な気品に息苦しくなるほどだ。 好きとか嫌いとかいう次元でない。 惹かれるのだ、どうしょもなく。 ...
今Bunkamuraで展覧会が開催されているので予習に。 初めてレンピッカを知ったときはインパクトのある絵だなとは思ったものの、あまり好きになれなかった。 でも、今は彼女の絵から圧倒的な気品に息苦しくなるほどだ。 好きとか嫌いとかいう次元でない。 惹かれるのだ、どうしょもなく。 一時期アールデコだかヌーヴォーだかが時代遅れになったとき、 彼女の人気が下がったという。 しかし、今半古典的な位置を彼女の絵が占めるようになったとき、 その魅力は圧倒的な存在感を放っている。 レンピッカにしか描けない。 傲慢で美しい画家が垣間みられる画集だった。
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