亡国の中学受験 の商品レビュー
[ 内容 ] 「お値打ち校」に本当に値打ちはあるのか?理解不能な先取り授業、スタンドプレーの学校改革、蔓延するいじめ―受験産業と私立中高一貫校の黒い霧。 [ 目次 ] 序章 何やらおかしなことになっている 第1章 そのアドバイスを疑え!―中学受験を勧めるために中学受験を勧める言...
[ 内容 ] 「お値打ち校」に本当に値打ちはあるのか?理解不能な先取り授業、スタンドプレーの学校改革、蔓延するいじめ―受験産業と私立中高一貫校の黒い霧。 [ 目次 ] 序章 何やらおかしなことになっている 第1章 そのアドバイスを疑え!―中学受験を勧めるために中学受験を勧める言葉たち 第2章 「教育」は教育のためとは限らない―少子化時代のパイの奪い合い 第3章 学校は子どものためとは限らない―受験終了組が語る私立中高一貫校落胆エピソード集 第4章 語られない中学受験のデメリット―「開成合格→東大」の対極にあるもの 終章 中学受験ブームの歴史的現在から何を学ぶか [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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中学受験人口が毎年増え続ける中で、受験する意味をもう一度確かめてみる。 公立は荒れているというが、では、私立だったらいじめや学校崩壊は避けられるのかといえば、そんなことはないそうだ。 勉強面でも、ケアの度合いが違い、大学付属校ならではの先取り授業も魅力だという話をよく聞くが、実際...
中学受験人口が毎年増え続ける中で、受験する意味をもう一度確かめてみる。 公立は荒れているというが、では、私立だったらいじめや学校崩壊は避けられるのかといえば、そんなことはないそうだ。 勉強面でも、ケアの度合いが違い、大学付属校ならではの先取り授業も魅力だという話をよく聞くが、実際、塾に通わずに、上位でいるのは至難の業らしい。 落ちこぼれて、学校を去らなければいけなくなった例も少なくはないそうだ。 そう考えると、わが子の受験に関しても不安になる。
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加熱する中学受験ブームへの警鐘 確かに、「公立はやばいですよ」と言う人がそもそも中学受験産業の関係者であるのだから、そこには多くの不公平があるのだろう。 この本に書かれていることであるが、開成→東大という成功者は何人もいる。でも、中学受験をする人間すべてがそのように成功...
加熱する中学受験ブームへの警鐘 確かに、「公立はやばいですよ」と言う人がそもそも中学受験産業の関係者であるのだから、そこには多くの不公平があるのだろう。 この本に書かれていることであるが、開成→東大という成功者は何人もいる。でも、中学受験をする人間すべてがそのように成功できるわけじゃない。多分、成功する人間の百倍くらいの子供達があらゆる段階において挫折している。 最後まで闘い抜いて成功した一握りの子供達のみをクローズアップして、「中学受験をすれば誰でもこうなれますよ」と説くのは無責任の極みであろう。 中学受験は、高校受験や大学受験に比べて、親が関与できる余地は圧倒的に広いと思う。環境は大事だ。実績も大事だ。でも一番大事なのは、そういう甘い情報を目の前にしても正しい判断を下せる冷静さだと思う
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今時の潮流に逆流する本だなと思ったら、あえてメインストリーム(あくまで数の上の話でだが)から離れた本を書こうとしていたのだとか。中学入試が神話化されているご時世にあえて批判的(とまでは言わないが)なスタンスで冷静に物事を判断しましょうよ、と投げかけた内容には共感を覚えた。世の中絶...
今時の潮流に逆流する本だなと思ったら、あえてメインストリーム(あくまで数の上の話でだが)から離れた本を書こうとしていたのだとか。中学入試が神話化されているご時世にあえて批判的(とまでは言わないが)なスタンスで冷静に物事を判断しましょうよ、と投げかけた内容には共感を覚えた。世の中絶対多数が正しいわけではなく、良いもの悪いものの見分け方を知った大人が増えて欲しいと願う。
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周りでも中学受験をする子供がいるが、何を目的にして受験するかがわかっている子供は少ない感じがある。昨今の中学受験ブームが公立不安を煽り、受験を勧める業者側の都合もあるのだとこの本から読み取れた。 何が本当に子供たちのためになるのか、親が踊らされずに本気で考える必要があることも教え...
周りでも中学受験をする子供がいるが、何を目的にして受験するかがわかっている子供は少ない感じがある。昨今の中学受験ブームが公立不安を煽り、受験を勧める業者側の都合もあるのだとこの本から読み取れた。 何が本当に子供たちのためになるのか、親が踊らされずに本気で考える必要があることも教えられた。
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