月下夢幻譚(3) の商品レビュー

刑部真芯(著者)

2014/08/20

いきなり狼の母である月乃と狼の父誉、暁の父光の過去話から始まったので、とまどいましたけど、生き神様のほこらの中で遭遇した狼らしいものがやっぱり生き神様なんでしょうね。

それにしても清子の言動がちょっと不快。せっかく狼が衝動を抑えてがんばっているのに、煽る、煽る。相手を思いやっているようでいて、自分の気持ちを押しつけているようにしか見えなかったです。

最後は悪役の狼の父登場ですが、生き神様に何かしてるし、なんだか光の死の原因も彼にあるっぽいし、月乃もなんであのとき警戒してたのについていってしまったんでしょうね。