はじめての刑法入門 の商品レビュー
谷岡先生が好きで読み始めた一冊 非常に取り掛かりやすく、読みやすかった 刑法とは何か・犯罪とは何かがわかりやすくまとめられている 少しでも犯罪や犯罪学に興味があるなら、読んで損はないと思う
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ざっと読んだ。 ・厳罰化を考える際に必要な区別として、定義の変更なのか、運用・適用の次元なのか、実態なのかといった観点 ・刑罰の確実性を上昇させるためには、取締りを厳格にする、刑罰の執行を厳格にするといったことが重要であるという指摘 (例)ランダムでいいので摘発を実行する、ペナ...
ざっと読んだ。 ・厳罰化を考える際に必要な区別として、定義の変更なのか、運用・適用の次元なのか、実態なのかといった観点 ・刑罰の確実性を上昇させるためには、取締りを厳格にする、刑罰の執行を厳格にするといったことが重要であるという指摘 (例)ランダムでいいので摘発を実行する、ペナルティを科すときはきちんと執行する ・刑法の思想において重要なのは「すべての対象者に対して公平であらねばならないこと」 以下、キーワードというかメモというか... ・起訴便宜主義 ・罪刑法定主義 ・公法と私法 ・適正手続(デュー・プロセス) ・犯罪成立要件 → ①構成要件妥当性、②違法性、③有責性 ・犯罪の大多数は財産犯 ・認知件数が増えた場合でも犯罪が増えたとは限らない。常識として、犯罪というものは、特に理由がない限り、急に増えたり減ったりしていない ・暗数 ・刑法とは、犯罪行為を定義し、それぞれの刑罰などを定める法律のこと。一般的に①法益保護機能と②人権保障機能がある。 ・刑事裁判とは、一義的には、検察側から出された証拠、およびその収集方法をチェックし、ファウルなしに犯罪行為を100%証明できたかを裁判官が判断する場 ・挙証責任 ・国親思想 ・全送致主義 ・応報と教育
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刑法だけでなく、法学、犯罪学、刑事訴訟などのエッセンスを盛り込んだ本。法律に来れまで触れてない人にもふんわりとわかる様な内容に。他方、深くないのが残念なので、詳しく知りたい人は本書をキッカケにして専門書を。 2012年1月6日読了 2012•1冊目
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谷岡さんはすごーく昔、『ギャンブル・フィーヴァー』という本を読んでいて、同じ著者なんだと思い、ちょっとびっくり。 刑法学者というより、社会学者だよね。谷岡さんは。 この本は、今の日本の刑法をめぐる現状と厳罰化や死刑廃止・存置を含む議論にツッコミをいれる、という内容です。 ...
谷岡さんはすごーく昔、『ギャンブル・フィーヴァー』という本を読んでいて、同じ著者なんだと思い、ちょっとびっくり。 刑法学者というより、社会学者だよね。谷岡さんは。 この本は、今の日本の刑法をめぐる現状と厳罰化や死刑廃止・存置を含む議論にツッコミをいれる、という内容です。 読んでいて面白いのですが、ツッコミ具合がフラッシュ・アイデアに近い部分で終わっており、もっとがっちり学びたいなぁというのが、今の感想。刑法そのものをもっと知らなくては批判も当たっているのか、判断できませんから。 その上で、興味深かった箇所。 ・子どもに厳しい家庭、甘い家庭では、犯罪発生率に違いはない。教育方針が定まらない家庭がやばい。 ・刑罰強化より、取り締まり強化の方が実効性が高い。 ・警察がパチンコをギャンブルと認めないロジックの浅はかさ。 ・司法システムの維持・保証に関する刑罰は、より厳格であるべき。
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※このレビューにはネタバレを含みます
刑法とはどんな法体系か、そして誰のために書かれているのかという問いに答える入門書。法律は非常に厳格で揺るがないイメージがあるが、一つの条文に対して百家争鳴の議論があったり、文字通り「解釈」の学問である。刑法の勉強は論理思考の訓練に適していそう。2011年19冊目、読了。
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請求記号:326タ 資料番号:020206819 装丁:クラフト・エヴィング商會
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