1,800円以上の注文で送料無料

月夜のチャトラパトラ の商品レビュー

4.6

7件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/09/08

トルコの観光地、カッパドキアの洞窟ホテルに集う人たちのお話。 図書館で、児童書や中高校生向けのエリアの棚にみつけました。 夢があって、心温まるファンタジーでした。

Posted byブクログ

2013/05/15

トルコのカッパドキアにある洞窟を利用したホテルを舞台にしたファンタジー。 すごく良かった。 主人公の少年は、赤子のときに洞窟で発見され、のちにホテルの主人となる夫婦に育てられた。 観光シーズンが終わった冬、泊り客は日本人の画家だけでのんびりしている。 そこへ訪れたのは考古学者を...

トルコのカッパドキアにある洞窟を利用したホテルを舞台にしたファンタジー。 すごく良かった。 主人公の少年は、赤子のときに洞窟で発見され、のちにホテルの主人となる夫婦に育てられた。 観光シーズンが終わった冬、泊り客は日本人の画家だけでのんびりしている。 そこへ訪れたのは考古学者を名乗るフィンランド人。 少年の秘密のともだちは、洞窟にすむ三人の小さな人たち。 もう設定だけでも素敵さ。 そんで中身はもっと素敵だ。 色んな創作を思い出した。たとえばキノコの森の小人にはゲーム「moon」http://booklog.jp/item/1/B00005OV8Jのカクンテを。 トルコに日本人を含む異国の人が宿泊する雰囲気に「村田エフェンディ滞土録」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4048735136を。 少し昔の人が残した手記の謎を追う展開には「たったひとりの伝説」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4652011210 を。 「花の館に」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4061956442の雰囲気もある。 だけど空気に通じるものがあるというだけで、物語はオリジナル。 きれいな感情だけじゃなくて、欲や嫉妬や不安もある。 だけどそれを乗り越えた、薄っぺらくないきれいさがある。 子供向けにちょうどいいくらいのほろ苦さが良い。 チャトラパトラの無防備な強さはかわいい。 トルコの風俗を追うのも楽しい。カイセリやカッパドキアやキリムのことも知りたい。 マントゥはやっぱり饅頭(マントウ-まんじゅう)と関係あるのかな。 舞台は著者の友人が実際にやっているホテルがモデルだそうな。 こういうのを読むと旅っていいなと思っちゃう。 絵は表紙がいい。中身はいまいち。

Posted byブクログ

2012/12/30

トルコの真ん中にあるカッパドキア地方。洞窟を利用したホテルのペリバジャス。旅行シーズンは予約でいっぱいだが、冬に泊まる人はいない。しかしこの冬にはお客さんが。夏に一度やってきて、そしてこの冬ひとりでやってきた画家のヨーコ。60歳の日本人。そしてフィンランドからやってきた28歳の金...

トルコの真ん中にあるカッパドキア地方。洞窟を利用したホテルのペリバジャス。旅行シーズンは予約でいっぱいだが、冬に泊まる人はいない。しかしこの冬にはお客さんが。夏に一度やってきて、そしてこの冬ひとりでやってきた画家のヨーコ。60歳の日本人。そしてフィンランドからやってきた28歳の金髪の青年ミッコ。 ホテルの主人で歴史を愛するアタ、コーヒー占いの名人のアナ、二人に育てられている少年カヤ、そしてコックさん。  満月の夜、カヤは〈キノコ岩の森〉の奥で、三人の小さな人をみつけた。ネコぐらいの大きさ。肌が白くて赤毛で目が緑で、カヤに似ていた・・。チャトラパトラって言ってるように聞こえたので、彼らをチャトラパトラって呼ぶことにした。そこから始まる不思議な物語。 何故カヤがここにいたのかという説明はなかったね。ただ読んでいてゆるやかな時間が流れている感じがしました。カッパドキア、行ってみたくなります。ペクメズ飲みたい。

Posted byブクログ

2012/07/18

こういう小人さんモノ 子供のころ大好きだった。 なんだか ほんわかしたし 元気が出た。 見ようとしなければ なにも見えない。 ココロの置き場があるから 時空を旅出来ても しない。 ここが好き って知ってるから。 月夜に道は ひらかれる。 子供が読んでも面白いだろうけど ...

こういう小人さんモノ 子供のころ大好きだった。 なんだか ほんわかしたし 元気が出た。 見ようとしなければ なにも見えない。 ココロの置き場があるから 時空を旅出来ても しない。 ここが好き って知ってるから。 月夜に道は ひらかれる。 子供が読んでも面白いだろうけど ココロ疲れた大人が読むと じんわりする。 そんな本。

Posted byブクログ

2011/10/31

チャトラパトラがかわいい! 読んでいると、その場面が頭に浮かんできて楽しい! きれいだったり、かわいかったり、あきない! カッパドキアニ行きたくなります!

Posted byブクログ

2010/08/31

チャトラパトラは、見えない小人。僕にしか見えない。トルコのカッパドキアにある岩山のおうちと家族と旅人と小人の話。

Posted byブクログ

2010/02/04

トルコの世界遺産カッパドキアの洞窟ホテルでのちょっと不思議な話。チャトラパトラと主人公カヤが名づけた小さい人との出会い。葡萄の汁を煮詰めてつくったペグメズと呼ばれるジャムをなめるとこの小さい人たちと話すことができるようになる。チャトラパトラは妖精ではないけどすべての人に見えるわけ...

トルコの世界遺産カッパドキアの洞窟ホテルでのちょっと不思議な話。チャトラパトラと主人公カヤが名づけた小さい人との出会い。葡萄の汁を煮詰めてつくったペグメズと呼ばれるジャムをなめるとこの小さい人たちと話すことができるようになる。チャトラパトラは妖精ではないけどすべての人に見えるわけでなくて、子供のような限られた人に見える。大人でも見える人もある。観光シーズンから離れた冬の閑散なホテルでの話。

Posted byブクログ