チャイナ・レイク の商品レビュー
弁護士でSF作家のエヴァンは甥のルークと一緒に生活をしていた。ルークの父ブライアンは空軍で戦闘機を操縦しており、もうじき帰還予定だった。そんな中、ブライアンの元妻タビサが自身が信仰するカルトの仲間とルークを奪いに来る。すんでの所で間に合ったブライアンとエヴァンはルークを守ることが...
弁護士でSF作家のエヴァンは甥のルークと一緒に生活をしていた。ルークの父ブライアンは空軍で戦闘機を操縦しており、もうじき帰還予定だった。そんな中、ブライアンの元妻タビサが自身が信仰するカルトの仲間とルークを奪いに来る。すんでの所で間に合ったブライアンとエヴァンはルークを守ることが出来たが、次第にカルトとの争いに巻き込まれていくことになる。そして、ブライアンの自宅でカルトの主催者ピーターが殺害される事件が起こる。 ブライアンの無実を晴らすために捜査を始めたエヴァンであったが、次第にカルトの動きの背後にただならぬ計画があるのではないかと疑いを抱くようになる。 中盤まだ淡々と話が進む感じで、後半から急にアクションシーンが中心となり話が急展開する。 ただ、医学的考察を含め、伏線がすべて寸足らずで、なるほど、そう来たかと思わせるないようではない。
Posted by
主人公の元義理の姉が新興宗教の狂信者集団に入信し、子供を奪おうとするのだが、主人公たちが集団と戦って子供を守る話。主人公の女性が無謀すぎると思った。アメリカ探偵作家クラブ賞受賞だそうだが、最後の結末があっけない感じだった。
Posted by
めちゃくちゃ面白い。狂犬病と軍人と弁護士とフェレットと終末論と細菌テロと殺人とカルト教団と山火事とイラストと車椅子の美貌の彼氏と離婚と太っ腹なママ達とミサイルと音楽とエスエフと作家…なんかすごい。デビュー作がこれってすごい。
Posted by
親友の母の葬儀に狂信者集団“レムナント”のデモ隊が押しかけてきたのが最初だった。弁護士にしてSF作家のエヴァンは彼らと対決する。だが敵の本当の狙いはエヴァンの六歳の甥ルークだった。兄ブライアンの離婚した妻が“レムナント”に入信していたのだ。執拗な嫌がらせ、ルークに対する誘拐の試み...
親友の母の葬儀に狂信者集団“レムナント”のデモ隊が押しかけてきたのが最初だった。弁護士にしてSF作家のエヴァンは彼らと対決する。だが敵の本当の狙いはエヴァンの六歳の甥ルークだった。兄ブライアンの離婚した妻が“レムナント”に入信していたのだ。執拗な嫌がらせ、ルークに対する誘拐の試み。その背後には、陰謀が…カルト教団と対決するヒロインの活躍を描き、アメリカ探偵作家クラブ賞に輝いたサスペンス というのが梗概。 アクションに次ぐアクション。弁護士にしてSF作家というの設定がそれほど生かされているとは思えませんが、甥を、兄を、そして恋人を守ろうとするヒロインの孤軍奮闘ぶりは読ませます。2作目が違う文庫から出ました。次も読みたいと思います。
Posted by
6歳の甥をカルト教団の魔の手から守るべく戦うエヴァンの話。 主人公のエヴァンが弁護士であり、かつSF作家であると言う設定がイマイチ生かしきれていないような印象。 車椅子生活のシニカルな弁護士である恋人、一本気な空軍パイロットの兄、頼りになる友人、特種に命をかける記者…とキャラク...
6歳の甥をカルト教団の魔の手から守るべく戦うエヴァンの話。 主人公のエヴァンが弁護士であり、かつSF作家であると言う設定がイマイチ生かしきれていないような印象。 車椅子生活のシニカルな弁護士である恋人、一本気な空軍パイロットの兄、頼りになる友人、特種に命をかける記者…とキャラクタが典型的な造詣だっただけに、主人公にもう少し個性があってもよかったんじゃないかな。 話も面白くない訳ではないのに先が読めてしまい意外性に乏しかった。 それでも650ページにあれやこれやが詰まっていて、読み応えはあった。 ただいくつか出てくる聖書をベースとしたやり取りをあまり身近に感じられなくて、この辺は宗教観の違いとは言え作品の根っこに触れることが出来てないんじゃないかと思う。 この辺がわかると話に対するアプローチも違ってきて、また面白さも変わってくるんじゃないかな。 カルト教団の中心人物が何故そうなってしまったのかが今のままでは伝わってきにくいので、その辺がわかっていたら違うんじゃないかと思ったのだけど。
Posted by
- 1