悪人(上) の商品レビュー
先日、過去に罪を犯した相手を好きになってしまった「少年A」を読みましたが、こちらはまだ更に奥が深い作品。 誰が本当の悪人なのか・・・考えさせられます。 原作を読んで、演じたいと自ら打診をしたという妻夫木聡さん主演の映画にも期待。
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2010/7/11(~59) 12(~265終) 9月に映画が公開される吉田修一氏の長編作。 予告を見てとても気になっていたので思わず小説を購入してしまいました。 予告やあらすじを見た限りの話の内容でしたが、とてもよかった。 そして悲しかった。 読んでいる最中は特に何も考えず...
2010/7/11(~59) 12(~265終) 9月に映画が公開される吉田修一氏の長編作。 予告を見てとても気になっていたので思わず小説を購入してしまいました。 予告やあらすじを見た限りの話の内容でしたが、とてもよかった。 そして悲しかった。 読んでいる最中は特に何も考えず・生まれずの無の意識のままに読み進めていましたが、いつの間にか読み終わっており、手元に下巻がなかったことがショックで「はやくよみたいなー」とずっと思っていました。
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小さな嘘が雪玉のようにどんどん大きくなっていく。 まだここでは、佳乃を誰が殺したか明らかにされていない。
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上下巻があるもので 続きが気になるところ。 まだまだ上巻は序の口な気がするので 下巻に期待。 しかし、文庫本 なぜに裏でネタバレ? もうちょい書き方あるやろ。 そこがちょっといただけない。。。 とりあえず まだここで感想云々って感じじゃない!と思わせる 上巻です。
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許されないことをした祐一が愛しくて仕方なかった。 殺人は、逃亡は、どうしたって正当化してはいけないことで。でもきっとわたしも、光代と同じようにしてしまう。そうありたいとさえ、思ってしまう。 「わたしはこんな女じゃないのになぁ…」って戸惑いながら、相手の弱さも罪も受け止めた...
許されないことをした祐一が愛しくて仕方なかった。 殺人は、逃亡は、どうしたって正当化してはいけないことで。でもきっとわたしも、光代と同じようにしてしまう。そうありたいとさえ、思ってしまう。 「わたしはこんな女じゃないのになぁ…」って戸惑いながら、相手の弱さも罪も受け止めたいと願う、そういう女のやわらかさ、広さ。 彼女の母性と身勝手が、自分のことみたいに理解できる。 >>下巻
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吉田修一『悪人(上)』読了。予想に反してテンポがよくないというか、不必要な説明が多いな~と思っていたのだけど、これらすべて伏線なのだろうな。下巻を合わせて購入しなかったことをモーレツに後悔なう。 2010年5月30日 14:05:32
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感情移入しているのかどうかの実感なく、こんなに泣かされたのは初めてだ。後半、本を持つ手が震えていた。 読み進めるうちに、登場人物の印象をぐらぐら揺さぶられる構成もまた醍醐味。戸惑いつつも、ぞくぞくした。
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吉田修一の中では最高かも ミステリー?恋愛?これのジャンルはよくわからないけど テーマがわかりやすい!悪人とは誰なのか 誰かと語りつくしたくなる 崖っぷちに追いつめられるとはまさにこのことか ぽにょ
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最初は今ドキの恋愛をモチーフにしたサスペンスだと思っていたし、 登場人物の誰をも好きになれなかったけれど、読み進むうちに印象が違ってきた。 孤独を抱えた人間は、時として間違いを起こしてしまうのかもしれない。 悪人は環境が作る魔物なのだ。 最後に救われた思いがして、読み進んでよかっ...
最初は今ドキの恋愛をモチーフにしたサスペンスだと思っていたし、 登場人物の誰をも好きになれなかったけれど、読み進むうちに印象が違ってきた。 孤独を抱えた人間は、時として間違いを起こしてしまうのかもしれない。 悪人は環境が作る魔物なのだ。 最後に救われた思いがして、読み進んでよかった。
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ミステリーのつもりで読んでいると、単なるミステリーじゃないと途中で気がつく。 舞台は九州。登場人物は全員方言を使っている。 吉田修一は、人間の書き方が深い。出てくる全ての人間が、どこにでもいそうな人物で、ひきこまれる。噛みしめるように読んだ。
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