魔法なんて信じない。でも君は信じる。 の商品レビュー
手描き原稿67枚が紛失⁈ 単行本の発刊やその発売イベントを控えた時に起こったまさかの事故。作品は、賠償はどうなる? 漫画家が自らの体験を綴ったルポ。 漫画家は原稿紛失について漫画を書き、途中で文章のコラムが挿入されている。こちらは漫画とは縁のない音楽批評家が、今回の事故について...
手描き原稿67枚が紛失⁈ 単行本の発刊やその発売イベントを控えた時に起こったまさかの事故。作品は、賠償はどうなる? 漫画家が自らの体験を綴ったルポ。 漫画家は原稿紛失について漫画を書き、途中で文章のコラムが挿入されている。こちらは漫画とは縁のない音楽批評家が、今回の事故について、そして漫画とは何か、を語っている。本当にこんな事故があるんだ、というのが正直な感想。もちろんこれは特例中の特例だろうけど、人生本当に何が起こるかわからない。絵柄は可愛いのだけど、世界観にあまり付いていけず、なんだか惜しいかんじだった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『流行』が人を動かすと考えていたから、隆盛した時代の音楽は人をアジテーションしたのだと考えていた。しかしコピー(あるいは量産)ではないオリジナルを求めるから必然的に『社交』が生まれる。その場にいて一体感を感じるからこそ大きな動きが生まれるのだ。しかし量産(オリジナルから分割)されたモニターやスピーカーが人々に大量に流れ込むことによって、家族のいるリビングから自分の部屋に、人ひしめく電車内から自分の鼓膜内に閉じていく。これはなにも物理的な閉じだけはなく、心理的な閉じも産む。
Posted by
面白かった 間の評論はまだ一行も読んでないけど。 原稿料0円ってなんとも悲しいものですね…とかいいながらバッチリお金貰ったみたいですが;
Posted by
西島さんの原稿紛失事件の一部始終。 「まんが道」の満賀がよくこういう夢を見ているけど、ホンマにあるんですね…しかも67ページ…。 何処に行ったんでしょうね?
Posted by
昨年の「日本オタク大賞」において「西島大介」がノミネートされました。その理由が本書。読み終わったのでレビューしまりす。 マンガ家やその編集者の間で恐れられている失敗があるそうです。「原稿紛失」がそれです。何かの拍子に原稿がなくなってしまうのですね。最近だと『金色のガッシュ!...
昨年の「日本オタク大賞」において「西島大介」がノミネートされました。その理由が本書。読み終わったのでレビューしまりす。 マンガ家やその編集者の間で恐れられている失敗があるそうです。「原稿紛失」がそれです。何かの拍子に原稿がなくなってしまうのですね。最近だと『金色のガッシュ!!』の作者・雷句誠さんが、小学館に原稿をなくされたとのことで訴訟沙汰になっていました(この件は勃発は原稿紛失だけでもないようですが)。その件の紛失原稿は5枚。 本書の作者・西島大介さんも原稿を紛失されてしまいました。その数、ナント67ページ!! そして本書は、こんな大事件に巻き込まれた張本人が贈るドキュメンタリーマンガ!! ババーン! ありきたりな言葉として「作品は作者にとって子どものようなもの」みたいなの、ありますよね。よくよく考えてみても、なるほど納得のいく考えだと思います。ただ、本書を読むと、その考えも果たして正しいものなのかが疑問となります。例えば、原稿が紛失して困るのは誰なのでしょうか? 作者だけ? 果たして「マンガ原稿」って何なんでしょうね。どんな職能を持っているのでしょうか? はっきり言って「マンガ原稿」から、こんなにも考えられるのか!?ってくらい色々考えさせられますぞい。 また、この作品は決して編集部のミスを糾弾するものではありません。そういった意味でもニュートラル、とまではいかないでしょうが、比較的自然な視点で考察をすることができます。 ところで、本書は西島さんのマンガだけで構成されているわけではありません。大谷能生さんによるマンガ論?も見ものです。マンガ論っていうかマンガから見た社会論というか・・・。この文章もかなりの読み応え! 現在の「マンガ」というものの性質を考えるきっかけとなりました。「キャラクタービジネス」の栄える現在において、マンガというのは異質な存在みたいです。 西島さんといえば、以前レビューもした大塚英志著『小説 アトム大使』の挿絵を描いている方ですね。カワイイ絵を描く人だなー、くらいにしか思っていなかったんですけど、この本を読んで、俄然興味が湧きました☆ 大谷さんの文章にも惚れた☆ 本書を通じて、この2人を知れたのは、間違いなく、収穫の一つ! 【目次】 第1話 原稿はどこへ消えた? 註釈論考① 消えたマンガ原稿 第2話 原稿料はゼロ円? 註釈論考② 「マンガ原稿」は何から出来ているか? 第3話 ゼロ(円)からのスタート! 註釈論考③ マンガを読むこと、イメージを私有すること 第4話 怒りの100万円!? 註釈論考④ 個人向けモニターとしての「マンガ」 最終話 君は信じる!! 註釈論考⑤ マンガにおけるコピーとオリジナル (※「註釈論考」は大谷さんによる文章です)
Posted by
せかまほIIIの原稿が無くなった事のドキュメンタリー漫画。 原稿が無くなって、可哀想だし、印税を寄付したつもりで買ったけど、 なんか凄い額の保証金が貰えていたらしく、意味無かった。 なんだか小難しい解説もついているけど、う~ん。 だったら漫画だけで、560円とかで売ってって感...
せかまほIIIの原稿が無くなった事のドキュメンタリー漫画。 原稿が無くなって、可哀想だし、印税を寄付したつもりで買ったけど、 なんか凄い額の保証金が貰えていたらしく、意味無かった。 なんだか小難しい解説もついているけど、う~ん。 だったら漫画だけで、560円とかで売ってって感じ。 値段に関しては西島先生の作品全てに言える事ですが。。。 メジャー所の西島作品をコンプリートしたい人向けの本かな?
Posted by
原稿紛失という大事件を当事者が描いたエッセイ漫画。 事件は大ゴトだが、しかし残念ながら読者側にはイマイチ伝わってこない印象。 S学館の某漫画家の原稿紛失事件のときのような、 編集部が漫画家をコキ使うという都市伝説のような噂が表面化したり、 編集部と漫画家の確執といったようなスキ...
原稿紛失という大事件を当事者が描いたエッセイ漫画。 事件は大ゴトだが、しかし残念ながら読者側にはイマイチ伝わってこない印象。 S学館の某漫画家の原稿紛失事件のときのような、 編集部が漫画家をコキ使うという都市伝説のような噂が表面化したり、 編集部と漫画家の確執といったようなスキャンダル的な要素も無く、 全当事者がとても大人な対応をして、無事円満に(?)終わっていることが、 読者側からすると、とてもネタが弱い気がした。 事件を単行本化したことは出版業界的には前代未聞かもしれないが、 別に単行本化しなくてもよかったような気もする。 ボリュームも少なく、これでこの値段は高いな。
Posted by
- 1