アンジェリク 緋色の旗 の商品レビュー
地位も財産も家族も、それまで当たり前だと思っていたものが根底から覆されていく。フランス革命時の、一人の貴族女性の物語。政治的な動きだけでなく、その時代を生き抜こうとする庶民の暮らしが伝わってきて、おもしろかった。 最後がなんだか、しりきれとんぼのような。
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藤本ひとみといえば、コバルト小説だったんですが。 久しぶりに読んでみた。 フランス革命期の話で、家族を惨殺された下級貴族の娘アンジェリクと、下層平民の… アンジェリクにはミシェルという婚約者がいて、必ず迎えにくると言う言葉を信じて待っているのだけど。 でも、実のところは知らず知...
藤本ひとみといえば、コバルト小説だったんですが。 久しぶりに読んでみた。 フランス革命期の話で、家族を惨殺された下級貴族の娘アンジェリクと、下層平民の… アンジェリクにはミシェルという婚約者がいて、必ず迎えにくると言う言葉を信じて待っているのだけど。 でも、実のところは知らず知らずのうちに…に惹かれていたのだと! これが、コバルト文庫だったら、なんつかもう少しご都合主義的なんが目立ってたんだろうけども。まぁ。 まぁでも、藤本ひとみだなぁ、と。大人でも女子ですので(←)大好きげな話よ。
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フランス革命の頃。時代の波に翻弄されながらも、自らの心の中にある緋色の旗に従い毅然と生きる少女のお話。正統派の少女漫画のような感じで好きです。大好きです。
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正統派主人公、という感じがしました。 アニメとか漫画とか、そうしたものにいそうな主人公。 普段あまりこうしたものを読まないのである種新鮮。 どちらかというと、主人公アンジェリクの婚約者の従妹、マリアンヌの方が好きな性格ではあります。 自分が楽をするためなら体を差し出すことにまるでためらいのないマリアンヌはすごく正直だなあ、とも。 その末路は決して恵まれたものではなかったですが、これも時代を生きた一人の女性だったと感じました。 アンジェリクは、まあ、正当派主人公として最後には幸せになれていたのではないでしょうかね。 こういう小説は主人公を気に入るかそうでないかによって随分左右されるように思います。 正統派清純主人公はイマイチかなー、という、私見入りまくりの感想でした。
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図書館でタイトルを見て、S&A・ゴロンの「アンジェリク」の抄訳、もしくはそれを底本としたリライトかと思って手に取った。どこにもそのような記述はないが、ざっと眺めるとS&A・ゴロンの「アンジェリク」同様、中世フランスを舞台とし、ヒロインは貧乏貴族の娘である様子。装丁も、S&A・ゴロンの講談社文庫版「アンジェリク」を思い出させるような色遣い。「さすがに、これでS&A・ゴロンの『アンジェリク』とは無関係ということはないだろう」そう思って読み始めた。 結果は大ハズレ。S&A・ゴロンの「アンジェリク」とは、何の関係もない話でした。それならなぜ、タイトルを「アンジェリク」としたのだろう?ヒロインの名前をタイトルにしたいのならヒロインの名前をアンジェリクではなくすればよかっただけだし、ヒロインの名はアンジェリクで譲れなかったのなら、タイトルを変えればよかっただけ(副題の「緋色の旗」を主タイトルにするとか)。先行する有名小説と同タイトルで、ここまで内容が被る本を平気で出版してしまう編集者のセンスを疑う。ストーリー自体はそれなりに楽しめたので、タイトルで印象が悪くなってしまったのが残念。
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藤本ひとみ先生らしい、フランス革命時代もの。読みやすいですが、時代背景が一緒の作品が多いので、同時に読むと混同しそうです。続きがどうなるか気になるけど、気になるシリーズはいっぱい残ってるのです。。。
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2009.11 フランス革命時、元貧乏貴族の少女のお話。パリの下町で生きていこうとする彼女は必至で、たくましい。でもラストはちょっとびっくり…え、これで終わり、え、この後どうなるの…。
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