ドバイのまちづくり の商品レビュー
まず、文章がとんでもなく読みづらい。情報を整えようという内発的な感覚がまるで感じられない。羅列するだけなら箇条書きの方がましなのでは。 ドバイというと、バブリー、という短絡的な見方が、まちづくりという視点でエクスフォームされ、その戦略や性格に目を向けられたのはプラスだった。
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地域こそ総合的な知見が必用。 個別事例(人物伝や郷土史)を調べることが有用。 国際比較研究が盛んだが、地域に根差した研究こそ求められている。 イスラム社会の基盤は家族 家では立場逆転、だから満足 アラブは医療費、教育費が無料 メルティングボット(同じ保障の代わりに制限)、サラダボ...
地域こそ総合的な知見が必用。 個別事例(人物伝や郷土史)を調べることが有用。 国際比較研究が盛んだが、地域に根差した研究こそ求められている。 イスラム社会の基盤は家族 家では立場逆転、だから満足 アラブは医療費、教育費が無料 メルティングボット(同じ保障の代わりに制限)、サラダボール(国のアイデンティティーを守る代わりに同質化を認めない) 英語が準公用語 どれだけ長く働いても、結婚しても、市民権はない。 150の国籍が集まってるが、同化策や融和策はしない。それぞれの生活習慣を保てる。無理に他国と接触する必用もないのでストレスもなく長く滞在できる。 アメリカのように多民族が国を強くするという概念はない。しかし、自国を外国人に利用してもらうという「ハブ思想」がある。 同質化はしないが共存しようよ!! フリーゾーンはビジネスの規制はないが、非合法活動やテロに利用されやすい。 行動を起こすときはメッセージを発すること。そのメッセージは世界へ向けて発すること。 情報化、働くひとの幸せは小さいほど大きい。 景観や特産物がなくても地域興しはできる。なければ作れば良い。土地がなくても海があり、宇宙がある。 大規模インフラは長期的視野で。後継者養成が大切。 国でも企業でも個人でも、付き合いが大切。 グローバル時代は危機管理が大事。思ってもいない危険、災害、犯罪あり。
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「世界的金融危機の影響を受け、一時はバブル崩壊の象徴と揶揄されたドバイだが、2009年4月には金融危機終結を宣言した。そして、外国人労働者の再流入、空港・港湾での取扱量の増加、GDPの成長など、実体経済は引き続き順調である。なぜドバイはいちはやく機器を脱したのか?その要因を知りた...
「世界的金融危機の影響を受け、一時はバブル崩壊の象徴と揶揄されたドバイだが、2009年4月には金融危機終結を宣言した。そして、外国人労働者の再流入、空港・港湾での取扱量の増加、GDPの成長など、実体経済は引き続き順調である。なぜドバイはいちはやく機器を脱したのか?その要因を知りたければ、ドバイ50年の歩みから、彼らの「心」を探り「知恵」と「行動力」を学ばなければならない」 と本書はいう。 ドバイショックがあったばかりの今、丁度刊行されるのは皮肉だ。 しかし、だからこそ、今読む価値があると思う。 さてさて。本書の要約を箇条書きに シェイク・ムハンマドという優れたリーダーがいる。ドバイのCEOみたい。目標は国を世界一にすること。好きな言葉は、Work Hard, Success, Future 遊牧民族にとっては、物や人の動きや流れが基本。それゆえ、ハブになっその流れを集めようとする。→交通産業インフラ整備 シンガポールがひとつのモデル。 フリーゾーンを作り、外資を誘致する。 (おまけ)ドバイには住所がないらしい。遊牧民に定住地はないから。う~む。もっともだが、想像し難い。 65歳以上は全体の0.9%しかいない!!日本が20%というのも異常だが。。。 話題性のある、エキサイティングな建物、イベント→メディア活動→外国人を呼び込む 日本にとって何が参考になるか: 長期的視点を持ち、ビジョンを掲げるところ 強力なリーダーシップ ただし、小国だからこそできた、という面も否めない。 国としてよりも、地域としての方が参考にできるかもしれない。
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