聖徳太子の密使 の商品レビュー
これぞ、まさにタイトル買いwww 内容は、厩戸と海神の娘との間に生まれた「光」こと綿津見珠光王女が、遠き異国に根付く様々な智恵を欲する父の命に従って、厩戸の側にいたことで「博識の智恵猫」として名高い飼い猫3匹と愛馬をお供に男装して旅をするお話。まあ、いわゆる、日本版「西遊記」...
これぞ、まさにタイトル買いwww 内容は、厩戸と海神の娘との間に生まれた「光」こと綿津見珠光王女が、遠き異国に根付く様々な智恵を欲する父の命に従って、厩戸の側にいたことで「博識の智恵猫」として名高い飼い猫3匹と愛馬をお供に男装して旅をするお話。まあ、いわゆる、日本版「西遊記」に近いノリ。 猫の名前は「北斗」「オリオン」「スバル」…成程、海神の血を引く娘が異国を旅するお供には相応しい(海=星=航海術=旅)けれど、個人的にカタカナ表記に違和感あり。因みに、馬は「青龍」です。なるほど「東海」を旅するしなー。 「スバル」は「昴」でも良かったのでは? 残るは「オリオン」…うーん、普通の「三つ星」では面白くないな。「三光(さんこう)」とか「三星(さんじょう)」とか…まあ、ド素人の浅知恵ですな。 しかし、厩戸は相変わらずどこでも異才を放っております。お供のにゃんこを少年ほどの背丈にしたり、また「七星剣」や「天沼矛」などを惜しげもなく渡しておりますが、そこまでするなら、にゃんこを何故完全に「人間」へと変化させなかったのか。そうすれば宿を借りる時、猫顔のお供を見て仰天する相手に、光が「異相の者で、さぞ不審にも思われましょうが、決して怪物ではございません」と断りを入れなくても良かったのにw とは言え、それもこれも、物語の一つの様式美。 『記紀神話』や『日本霊異記』系統がお好きな方は、微妙な既視感と違和感を覚えつつ楽しめる本かもしれません。平岩調らしく凄く綺麗に纏まっているのに、何故か突っ込みが追い付かないんだぜ…!www
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日本版の三国志って感じ。私には少し読みづらい文体。でもストーリーは解りやすかった。お父さん・・・娘に過酷な旅させ過ぎです。
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