すみ鬼にげた の商品レビュー

岩城範枝【作】,松村公嗣【絵】

2010/10/30

すみ鬼・・？？にげた？
題名が気になり手に取りました。
奈良県の唐招提寺が舞台となるお話で、作者がそこでみた小さな「すみ鬼」から想像を膨らませてつくった物語です。
少年ヤスが大工の見習いとして唐招提寺にやってきて、すみ鬼と出会います。すみ鬼はあるやりたいことがあって９００年も前に唐からやってきましたが、その間ずうっと柱に挟まれっぱなし・・・。

唐招提寺ではないとしても、修学旅行などでお寺を見るときにこの絵本のような視点があったら、いろいろと想像して楽しみが広がりそうだな☆と思った一冊です。
私は唐招提寺にも、実際に行ってみたくなりました。

絵もキレイで好きです。

2012/09/29

へーー！唐招提寺にほんとにいたちっちゃい鬼の詳細が不明で、お話をつくったんだって！

３００年ほど前、お寺を修理している頃、
寺の4隅で屋根を支えていた鬼をヤスは逃がしてあげて、
日本の鬼と相撲をとって
また戻ってきて支えてる（ほら顔が1匹だけ笑ってるでしょ？）って話

2010/07/12

　鬼が　ヤスを見て、言った。
「ヤス、わしらも　行くとするか」
　鬼は　ヤスの前に、かがんで背中を出した。ヤスは　ふっと、父親の背中を思い出した。

2010/05/31

感想文・高学年。
奈良の唐招提寺に行って、すみ鬼を見たいと思いました。
絵の雰囲気も、ぴったり。