逐条解説 公文書管理法 の商品レビュー
国家公務員になりたい、あるいは現在国家公務員である人は必読の書!というのも、平成21年6月に成立したばかりの公文書管理法は、国の機関の公務員が毎日作成している文書について、どういう文書を作成するか、作成したらそれをどう保存して整理するか、という誰もが知っていなければならないことを...
国家公務員になりたい、あるいは現在国家公務員である人は必読の書!というのも、平成21年6月に成立したばかりの公文書管理法は、国の機関の公務員が毎日作成している文書について、どういう文書を作成するか、作成したらそれをどう保存して整理するか、という誰もが知っていなければならないことを決めた法律だからだ。執筆者は法案作成に関わった内閣官房公文書管理検討室のメンバー。一般人には読みづらい法律の条文が、実際に意味するところを噛み砕いて説明している。(それでもわからないところはありますが。) また、公文書のうち、法律に関する文書など歴史資料として重要な歴史公文書は、保存期間が終わり、業務上必要なくなった段階で、国立公文書館という専門の保存施設に移管され、永久保存されて一般国民に公開される。この法律には、その国立公文書館についての規定も含まれている。公務員がこの法律の趣旨を正しく理解し実践に努めたならば、第二の年金記録問題やC型肝炎資料放置問題は起こらないはずなのだが...法律の施行は平成23年4月の予定。地味な法律であまり一般の興味を引いていないが、公務員でない人も本屋で見かけたら手にとって見てみてください。
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