すぺるむ・さぴえんすの冒険 の商品レビュー
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この書籍は、ある地震で地球の回転が止まったSFの「夜が明けたら」、UFOの襲来によって12歳以上の人が居なくなる「お召し」など収録されています。
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『お糸』所収。恋愛関係はメインでないのでその辺はさらっと。歴史改変された世界が衒ひなく普通に描かれ、さらにそこの異様なところが説明されるといふ、異常な才能がすごい。 他いろいろ。
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なじ■ SF苦手の私なので小松左京作品も初だったんですが ウオオもっとこの人の作品を読みたい!!と熱烈に思う短編集でした。 ただただ暗闇の未来しか感じられず ゾッとするような終わり方の「夜が明けたら」、 ハイテク+江戸時代の「お糸」なども印象深かったですが 一番印象が強かった...
なじ■ SF苦手の私なので小松左京作品も初だったんですが ウオオもっとこの人の作品を読みたい!!と熱烈に思う短編集でした。 ただただ暗闇の未来しか感じられず ゾッとするような終わり方の「夜が明けたら」、 ハイテク+江戸時代の「お糸」なども印象深かったですが 一番印象が強かったのは「お召し」。
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[ 内容 ] 「お前を人類の中からただ一人えらんで、宇宙の一切の秘密と真理を教えよう。その代償に、こちらは二百二十億の全人類の命をうばう……。どうだ? お前は、申し出を受けるか?」 ノアの箱船や杜子春をモチーフに、人類の破滅そして再生を描く表題作『すぺるむ・さぴえんすの冒険』のほ...
[ 内容 ] 「お前を人類の中からただ一人えらんで、宇宙の一切の秘密と真理を教えよう。その代償に、こちらは二百二十億の全人類の命をうばう……。どうだ? お前は、申し出を受けるか?」 ノアの箱船や杜子春をモチーフに、人類の破滅そして再生を描く表題作『すぺるむ・さぴえんすの冒険』のほか、三千年前の遺跡から発見された「ぼくが消える日に……」と題された手記から、驚くべき事実が次第に明らかになっていく『お召し』、宇宙創造の神秘に圧倒的な時間的、空間的スケールで迫る『結晶星団』など、今、ぼくたちが立っているこことは異なる場所、もしかしたら、ありえたかもしれないもう一つの世界の可能性についての、巨人小松左京による壮大な問いかけ全6篇を収録。 脳のふるえがとまらなくなる傑作集。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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「お召し」を読むために探してきました!小松左京の短編集です。収録作品は~「夜が明けたら」「お召し」「すぺるむ・さぴえんすの冒険」「牛の首」「お糸」「結晶星団」の6編です。 とりあえず、順番ではなく、読みたい「お召し」から読み、心打たれて、その余韻のままに最初から読み始めました。読後一発目の感想としては、「最近こういう、ちゃんとした(語弊があるかもしれんが、個人の感想です)SFって、あんまり無いよなぁ」と振り返る思いと一緒に、色々と噛み締めた。 「夜が明けたら」は本当に怖い。こんな怖い話をしょっぱなに持ってくるなんて、なんてとんでもない構成だ。ある意味、ドン引かれるぞ!いや、むしろ惹きつけられちゃうけど。この恐怖と共にある寒さの描写は、震災を思い出しました。この話とは全く違って、電池が焼切れるようなことはなかったけれど、それでも電気の無い寒さを思い出した。実に恐ろしい話です。こんな日が来ないことを、切に願います。 「お召し」は、これはもう、音声化や映像化したら、冒頭のおもしろさとネタバレ感がひどくなってしまう。これは絶対、文章のままの方が良い。文章を、頭で再生することの、想像力の重要性。12歳が天命と知ると、人がそれに順応していくんだと知るのでした。その隔絶される世界の端境期にいた当事者というのは、まったく心中如何ばかりかと。何も知らずに、順応した世界から知るというのも、それはそれでわかりやすくていいのか?知らぬまま笑えるのか?(angelaさんの「遠くまで」を聞いているので、そんな感じに)それにしても、実に救いを感じられない。「AWAY」は、まだ「2つの世界」のことに触れているだけ、救いが望めるような気がしてきた。 「すぺるむ・さぴえんすの冒険」は、ぜーがぺいんを思い出しました。時系列的には、絶対こっちの方が先だけども。と思ったら、同じようなことはみんな思っているようだった。やっぱりね。それはさておき、この主人公、かっこよすぎだよな~。このかっこよさをわかるのは果たして、どの文化圏の人間なのかと。ラストのまとまり方とリズムがまた、何とも懐かしい。この作品は映像化に向きそうですが、しょぼい実写とかやられたら凹む。フルCGでも凹む。 いやぁ、やっぱSFおもしろいです。
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初読:社会人 SF好きを自称していながら国産のは全然読んだことなくて、亡くなって話題になって初めて読んでみました。 どれも秀逸!子供向けらしいのですが、その分読みやすくて初心者にはちょうどよかった。 最初の短編、もう永遠に夜が明けないことがわかった時の、ぼんやりしながらいつまで現...
初読:社会人 SF好きを自称していながら国産のは全然読んだことなくて、亡くなって話題になって初めて読んでみました。 どれも秀逸!子供向けらしいのですが、その分読みやすくて初心者にはちょうどよかった。 最初の短編、もう永遠に夜が明けないことがわかった時の、ぼんやりしながらいつまで現実逃避してられるかな、という、絶望がじわじわくる感じがたまらない。 ずっと気になっていた「牛の首」も収録。
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字が大きい、挿絵がステキ。30数年前に初めて読んだ「小松左京」にこんな形で再会できるなんて、幸せすぎるっ。
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