野蛮人のテーブルマナー の商品レビュー
インテリジェンスとは、生情報に評価や分析を加え、国家の政策の遂行に活用すべく、知的操作を加えた情報を指す。 それは、基本的には国家の機能だが、その技法は企業や個人にも応用できる。 ビジネスパーソンがインテリジェンスの技法を身につけていれば、情報収集や人脈構築のみならず、いい女をも...
インテリジェンスとは、生情報に評価や分析を加え、国家の政策の遂行に活用すべく、知的操作を加えた情報を指す。 それは、基本的には国家の機能だが、その技法は企業や個人にも応用できる。 ビジネスパーソンがインテリジェンスの技法を身につけていれば、情報収集や人脈構築のみならず、いい女をものにする場合にも、この技法でライバルを出し抜くことができる。 諜報機関が駆使するテーブルマナー、すなわち「掟」を、トッププレイヤーが伝授!
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・相手からもらった情報を、第三国に渡す場合は、事前に相手の了承を得る、というのが「サード・パーティ・ルール(第三者に対する原則)」lでインテリジェンスの世界における重要な掟である。この掟を守れば、情報の質も量も圧倒的に高まる。(80) ・筆者の理解では、人間の理性を信頼し、合理的な計画で理想的社会を構築出来ると信じる者が左翼・市民主義陣営作っている。これに対して、人間の理性や知恵は、しょせん限界のあるものなので、合理的な計画で作った社会などろくなものではないと諦め、人知を超えた伝統や文化、さらに神様や仏様を尊重するのが、筆者が理解するところの右翼・保守陣営である。(97-98)
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諜報活動の後進国である日本人が、グローバルな視点では、テーブルマナーを知らない野蛮人であると説き、今後の日本の外交を占う。 この一冊で、新聞の国際面の裏を読む楽しみを教えられた気がする。 世界中に散らばる緊張地域、その裏に見え隠れする米露や第三国の駆け引き。そこに入る術を持...
諜報活動の後進国である日本人が、グローバルな視点では、テーブルマナーを知らない野蛮人であると説き、今後の日本の外交を占う。 この一冊で、新聞の国際面の裏を読む楽しみを教えられた気がする。 世界中に散らばる緊張地域、その裏に見え隠れする米露や第三国の駆け引き。そこに入る術を持たない日本。 台湾との尖閣諸島の領有権問題や、北朝鮮の拉致・核問題など日本も緊張とは無縁ではない。 頼るべきアメリカはアフガニスタンやイラン、イラクなどもう手一杯の状態。 これからの日本は自分たちの足でしっかりと進んでいかなければならないことを教えてくれる。 確かな戦略さえあれば、北方領土返還は、そんなに遠い夢の話ではないようだ。 鳩山首相には何とも頑張ってもらわねば。
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あまり内容のことを気にせず佐藤優の本だから、と選んだのですが、思いのほか下世話でした(笑)諜報機関の人がどんなことを考えて行動しているのか、などは非常に興味深いわけですが、それ以上でもそれ以下でもないですね。鈴木宗男との対談はけっこう興味深かったですが、なんか平和な感じにまとまっ...
あまり内容のことを気にせず佐藤優の本だから、と選んだのですが、思いのほか下世話でした(笑)諜報機関の人がどんなことを考えて行動しているのか、などは非常に興味深いわけですが、それ以上でもそれ以下でもないですね。鈴木宗男との対談はけっこう興味深かったですが、なんか平和な感じにまとまっているように思ってしまったのは私だけでしょうか…それでも、後半のジャーナリストとの対談での国際情勢の分析は興味深かったですね。安倍政権が発足した直後の対談なので、彼らが話していたとおりにならなかったものも多々ありますが、まぁそれはそれで止むをえないことでしょう。歴史なんてそんなもの。
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得てしてこのような外交の論理など、暴露的内容で深いものは青少年誌に連載されていたり、若いビジネスマン向けに発刊されることが多い。出版社もマスコミである。大黒柱的な雑誌には載せない。その方が内容は濃厚である。 前半は著者の交渉術を披露しつつ、ビジネスマン向けに咀嚼した内容となっている。「ウソはついてはいけないが、本当のことをわざわざ言う必要は無い。」などのくだりは示唆に富んでいる。 後半はフリージャーナリスト小峯氏と、アメリカのインテリジェンスに長けている河合氏との対談の2編。逸話揃いで楽しめるし、考えさせられたりもする。
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国際関係に係る分析は相変わらず圧倒的なものがあるなぁと思いながら読んでいた。が、大半が対談を纏めであり、又、自身のインテリジェンスとしての経験談については、他の著作でも似た様な話を沢山書いてるよなぁってことで、手抜き感を踏まえて星3つ。いや、でも面白かった。
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2011 5/30読了。@lumelyくんに借りた本。 インテリジェンスに関する雑誌連載と対談を集めた本。 @lumelyくん曰く比較的読みやすい、とのことだったが実際読みやすかった。 ・・・が、これを駆使して活躍する側に回れる気は全くしない・・・せいぜい利用されてしまわないよう...
2011 5/30読了。@lumelyくんに借りた本。 インテリジェンスに関する雑誌連載と対談を集めた本。 @lumelyくん曰く比較的読みやすい、とのことだったが実際読みやすかった。 ・・・が、これを駆使して活躍する側に回れる気は全くしない・・・せいぜい利用されてしまわないように、ってくらいだがそれも難しそうだよなあ、利用されても最低限生き残れるように・・・(弱気
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インテリジェンスに関する技法のうち、食事を利用してどうやって関係を持つか、視覚と音声を結びつけた記憶術、相手の素性を見抜くための引っかけ質問の方法等の紹介と、当別対談から構成されている。特別対談は、本書の発行日が2009年10月であることからやむを得ない面はあるものの、今となっては時代を感じさせてしまう内容。 個人的には氏の他の著作等で見かけた、公開情報を組み合わせ、どうやって相手の意図を探るか、という手法に関心があるが、その点については対談の中で時折みられるものの、具体的な方法論がまとめられているわけではなく、ちょっと残念に感じた。
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こんなにも国際的、政治的な暗黙のルールがあるのか驚く。 頭でっかちの物書きの妄想とは違い、その技術を実際のロシアでの外交の中から自ら考え生み出してきた佐藤優氏の言葉には説得力がある。
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いつも帯は 「邪魔くせええーーーー!こんなもん、はがしちまえー!」 ペロッ とやっちゃうんだけど、今回はキープッ うふっ だって帯に、まさるちゃんの顔が写ってるんだもーーん。 あの荒れたお肌を見ると、スリスリほおずりしたくなるのよね、、、。んもう〜。 そんなまさるちゃん...
いつも帯は 「邪魔くせええーーーー!こんなもん、はがしちまえー!」 ペロッ とやっちゃうんだけど、今回はキープッ うふっ だって帯に、まさるちゃんの顔が写ってるんだもーーん。 あの荒れたお肌を見ると、スリスリほおずりしたくなるのよね、、、。んもう〜。 そんなまさるちゃんの本。相変わらず、むじゅかしい話を、突然下世話な喩えで説明してくれる我らがまさるちゃん。むふ。 本タイトルにある「インテリジェンス」は、諜報活動のこと。 全体を通して、何をテーマにした本なのかよく分からなかった。 前半は著者が外交官時代に経験した修羅場、情報収集のコツなどを、「一般社会で働く読者にも役立つように」紹介しているのだけど、その目的にかなっているかどうかは、、、ハテナ。 そしてその後、ページのほとんどは各界情報通と著者との対話に費やされる。テーマは日本の外交戦略、各国のパワーゲーム事情など。いつの間にか「一般社会で働く読者にも役立つ」インテリジェンスノウハウからずれる。 全体的に、何を伝えたいのか、何かしらの筋が一本も通ってない本でした。 まさるちゃん、たまには仕事選べよwwww でもそんなところも、 す ・ き ♥
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