夜の終焉(上) の商品レビュー
汐灘シリーズ第3弾。被害者家族と加害者家族、またそのまわりの人たちの関わり合いとか、因縁とかのかなり深い心境とか心情を書いた作品。上下巻の大作だが、物語りに引き込まれて一気に読んでしまう。
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オビで、加害者家族と被害者家族の話だと読み進めていく。 案の定、真野と川上の二人が平行して描かれていくのだが、どちらが被害者家族で、どちらが加害者家族か、がなかなか明かされない。 そこへ、現在進行中の加害者家族が挟まれ、あまりに似た境遇で、どれがリアルでそれが過去の話なのか分から...
オビで、加害者家族と被害者家族の話だと読み進めていく。 案の定、真野と川上の二人が平行して描かれていくのだが、どちらが被害者家族で、どちらが加害者家族か、がなかなか明かされない。 そこへ、現在進行中の加害者家族が挟まれ、あまりに似た境遇で、どれがリアルでそれが過去の話なのか分からなくなってきた。 それはつまり、過去の事件から20年経とうが、当事者にとっては現在進行中の事案ということだと思う。 一気に読み上げてしまった「上」編だが、「下」編を読むのが待ち遠しい。
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父母を殺された上に中傷を受けた真野亮介は、深夜営業の喫茶店を営んでいた。ある早朝、店を訪れた少女が事故に遭い、意識不明に。彼女が携えていた地図を頼りに、彼は20年ぶりに故郷・汐灘に向かう。「汐灘サーガ」第3弾。 殺人事件の被害者の息子と加害者の息子の織りなす物語。溜めたマグマがい...
父母を殺された上に中傷を受けた真野亮介は、深夜営業の喫茶店を営んでいた。ある早朝、店を訪れた少女が事故に遭い、意識不明に。彼女が携えていた地図を頼りに、彼は20年ぶりに故郷・汐灘に向かう。「汐灘サーガ」第3弾。 殺人事件の被害者の息子と加害者の息子の織りなす物語。溜めたマグマがいつ爆発するか、設定は緊迫感があるのに、どうも展開にスピード感がないような…。 (C)
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