桜の下の欲情 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
今まで関わっていた科学雑誌が廃刊になり、週刊のエンタメ系雑誌の担当になった本郷。 仕事のやり方も何もかも違い戸惑うばかりの本郷だったが、日本画家・九重鎮之にイラストを描いてもらうコーナーを担当することになった。 その日本画家は、豪胆かつ繊細な筆致で百年に一度の天才と呼ばれている。 美術は専門外であり、まったく絵のことは分からない本郷は戸惑う。 おまけに、九重は初対面から傲岸不遜で威圧的。知識不足を糾弾するように「おまえの取り得は身体ぐらいだ」と迫ってくる。 押し倒された本郷は、それを必死に拒むけれど、今度は店に呼び出され、女の子たちも一緒に王様ゲームをさせられるハメになる。 我慢しきれなくなった本郷は、、九重に向かってキレてしまう。 その晩、強かに酔った九重を家に連れて帰ると、代表作の桜とは違う丁寧なタッチで描かれた野に咲く花のスケッチを見つける。 本郷はそれをぜひ雑誌に載せたいと考えるが、九重はそれに対して条件を出してきて…… という話でした。 本に書いてあるあらすじのところに「原稿の代わりに身体を」なんて書いてあるので、どんな悲惨な話なんだ……と思って少し敬遠してしまったんですが、なんのことはない、確かにそういう言い回しを九重はしたけれども、最終的にその形になったのは、そんな繊細な絵を描く九重に本郷自身が惹かれていたからでした。 そこからしばらくすれ違いは続きますが、最後はちゃんとハッピーエンドでした。 今まで仕事一筋で、融通も効かず、真面目一辺倒でわき目も振らずにやってきた本郷が、九重に興味を抱き、真面目すぎるが故に時々無神経にでも一生懸命に九重の心に触れて、開いていく物語だったように思います。 真っ直ぐで一途な恋物語が好きな方にはオススメです。 「原稿の代わりに身体を……」的な無理やりドロドロ系が好きな方は、ちょっと期待はずれになってしまうかもしれません。
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俺様な天才日本画家、九重×マイペースな雑誌編集者、本郷 元々芸術方面に疎い本郷の文章が後半にいくにつれて進化していってるのがわかって面白かった 線が細いようで以外とビシバシと言いたいこと言う本郷のキャラがおもしろい 叔父←九重とか想像しちゃうよねー また、過去の秀さん作品に...
俺様な天才日本画家、九重×マイペースな雑誌編集者、本郷 元々芸術方面に疎い本郷の文章が後半にいくにつれて進化していってるのがわかって面白かった 線が細いようで以外とビシバシと言いたいこと言う本郷のキャラがおもしろい 叔父←九重とか想像しちゃうよねー また、過去の秀さん作品に出ている「ナイトシステム」と瀬木が再登場している
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ワーカホリックな青年が本当に上手いなあと秀さんの作品はいつも思います^^傲慢な日本画家攻め×強気な美人、編集受け。サクサク読めました。秀さんのキャラ文庫作はどれも好きな要素がいっぱいです。次作も期待ということで★4。
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傲岸な画家の攻と生真面目な編集者の受。秀さんの作品だなぁ、という読後感。派手さはありませんが危なげなく読み進められました。
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