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ルー=ガルー の商品レビュー

3.9

24件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2010/11/05

登場人物が女子高生という、京極夏彦にしては珍しい設定です。 究極にネットが発達した社会。 子供達も、学校には登校せず、自宅の端末からアクセスするような世界観が、京極夏彦独特のおどろおどろしさをプラスして描かれています。 すこーし展開が早かったかなという気もしないでもない。

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2010/09/26

表紙の絵とピッタシ。まさにこのキャラクターが動いている感じがする(特に葉月と美緒と歩未)。 舞台はすべてが管理されている近代社会。ディストピアとでもいおうか。そこでは情報がすべてであり、リアルよりも情報に信ぴょう性がある。 盲目的に情報を信じることで失われる真実。本作品はその危険...

表紙の絵とピッタシ。まさにこのキャラクターが動いている感じがする(特に葉月と美緒と歩未)。 舞台はすべてが管理されている近代社会。ディストピアとでもいおうか。そこでは情報がすべてであり、リアルよりも情報に信ぴょう性がある。 盲目的に情報を信じることで失われる真実。本作品はその危険性を謳っているように思えた。 ルールには秩序を守ること以外に誰かの思惑がある、それを感じさせられた。 引用にも載せたが京極夏彦の見解はなかなか面白い。

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2010/06/26

初出:2001年6月徳間書店より刊行 初刷:2009年10月21日 印刷:凸版印刷株式会社 製本:株式会社若林製本工場 カバー、目次、扉、巻末デザイン:坂野公一 カバーイラスト:redjuice ブックデザイン:熊谷博人+釜津典之 最初の一文:「昔、狼というけだものがいたそうだ。...

初出:2001年6月徳間書店より刊行 初刷:2009年10月21日 印刷:凸版印刷株式会社 製本:株式会社若林製本工場 カバー、目次、扉、巻末デザイン:坂野公一 カバーイラスト:redjuice ブックデザイン:熊谷博人+釜津典之 最初の一文:「昔、狼というけだものがいたそうだ。」

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2009/12/16

京極夏彦なのに女子高生!?と驚いて思わず買ってしまった作品です。 文体は読みやすく、百鬼夜行シリーズに慣れていた私にはありがたい感じでした。いや、あの文体は好きですが読んでると疲れるんですよね・・・。 これは分類的に近未来ミステリー辺りに入るんでしょうか。 人と触れ合うことを知...

京極夏彦なのに女子高生!?と驚いて思わず買ってしまった作品です。 文体は読みやすく、百鬼夜行シリーズに慣れていた私にはありがたい感じでした。いや、あの文体は好きですが読んでると疲れるんですよね・・・。 これは分類的に近未来ミステリー辺りに入るんでしょうか。 人と触れ合うことを知らない女の子たちが、お互いを知り触れながら何かを学ぶストーリーです。・・・ミステリー部分を除けば!(笑) 事件の部分をいうなら、私は結構驚かされる部分が多くて面白かったです。近未来がこうならないことを祈ります。 あ、来年アニメ化するらしいですよ。 小説のアニメ化が流行ってるんですかねぇ・・・(・ω・;) 京極夏彦を読んでみたいけど、文章が難しい・・・!とかで読めない人はぜひ読んで京極夏彦作品への足がかりにしてください(笑)

Posted byブクログ