ドイツの子どもの本 の商品レビュー
絵本専門士の講座で絵本の歴史について学んで、課題でミヒャエルエンデの絵本を取り上げようと思った時に見つけて借りた本。 「こういう本って、読みにくいんだろうな…」と思って読み始めたら、講義の内容をまとめたものとのことで、わかりやすく読みやすい親切仕様! 全体像を掴むのにとても役立ち...
絵本専門士の講座で絵本の歴史について学んで、課題でミヒャエルエンデの絵本を取り上げようと思った時に見つけて借りた本。 「こういう本って、読みにくいんだろうな…」と思って読み始めたら、講義の内容をまとめたものとのことで、わかりやすく読みやすい親切仕様! 全体像を掴むのにとても役立ちました。 課題に関わらずもともとエンデが大好きなので、たくさん取り上げられていて嬉しい。 子どもの本だけでなく、大人の本の方の歴史と絡めてあるのも納得感あってよかった。
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大学では1年間ドイツ語学科に所属していたのですが、その時に図書館で読んだ入門書です。 ドイツ文学はどことなく暗いイメージがありますが、子供の本もその例に違わず、やはりダークな感が否めません。 そこが魅力的!と高校時代に思い、専攻するに至ったんですが・・・。 そんなドイツの子供の本...
大学では1年間ドイツ語学科に所属していたのですが、その時に図書館で読んだ入門書です。 ドイツ文学はどことなく暗いイメージがありますが、子供の本もその例に違わず、やはりダークな感が否めません。 そこが魅力的!と高校時代に思い、専攻するに至ったんですが・・・。 そんなドイツの子供の本における概念や歴史がざっとまとめてある良書です。 「子供=小さな大人」という当初の考えを、退廃的と捉えるか斬新であると捉えるか。 私は断然「斬新」と捉え、結局子供だからと言って過保護に扱うのはちょっと違うんじゃないかとか、読書道に関しても大人に通じる一本道を意識したものが必要なんじゃないかしらとか、まあ、色々考えさせられる一冊でした。 子供の好きな方に、「まあまあこれをとりあえず読みなされ」の一冊。
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